塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助。進学塾も高校も無い町で、夢に向かって邁進中。中受残念組だろうが検定に落ちようが「僕は挑戦を止めない。」それでいい。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

中3・上げて行こ

「過去問終わったよ~ん♪」

「お疲れ様。」

 

ポン助は昨日から

道コン前の仕上げに

2年分の過去問をやっていた。

 

以前にも

似た様な事を書いた気もするが

それから少しは

進化していそうなので

現在のやり方を記録しておく。

 

通塾している子ならば

夏期講習や対策講座に参加して

自分の塾で過去問をやらせてくれるが

ポン助にはそれが無いので

過去問は自分で中古を入手している。

 

使用済みの過去問は

書き込みがあるものは

格安で入手出来るので

それを手に入れたら

少し手を加えて

『ポン助専用過去問』を作る。

 

中古の使用済みの過去問は

大抵解答用紙は無いので

私はいつも解答解説冊子の

模範解答の部分を拡大コピーして

印字されている枠内の解答を

修正テープ等で全て消し

枠だけを残したら

解答用紙の原本完成。

この作業を5科目✕過去問の年度分行う。

 

我が家で大量に消費する修正テープは

100均やホームセンターに

行ったついでに必ず数個ずつ購入し

常に10個以上ストックしている。

 

手軽な使い捨てタイプを選び

m数の長い物を購入している。

 

特に国語の解答は

1マス1マス地道に消すので

大変な作業になるが

私はこういうのが得意で大好きなので

楽しんでやっている。

 

道コンの前には必ず

早くに入手した直近の過去問を確認して

ポン助が演習に入る前までに

問題と解答用紙を

万全な状態で仕上げている。

 

完成したら

年度別にクリアファイルに入れて

ポン助に渡して終了。

 

私が手伝うのはここまで。

 

そして出題範囲表の演習が

全て終了した後

過去問に入るのだが

大体いつも2年分くらいやっている。

丸付けや解き直しなどは

全て自分でやらせている。

最後に

解答解説は暗記するレベルで熟読。

 

「とりあえずSS60目標かな?過去問は

昨年のやつ9割超えた。明日は問題次第。」

「何出るかわかんないもんね。消しゴム忘れて

撃沈するかも知れないし(笑)ま、気楽に行こ。

いつも通りでいいよ♪」

「くっ…消しゴムはいっぱい持ったぜ!!」

「あはは。他の物忘れないでよ〜!」

 

前回は消しゴムを忘れて

書き間違いを何も訂正出来ず

苦し紛れで

シャープペンに付属している

劣化した消しゴムを使ってしまい

文字が黒く広がり

上から書き直して2重になったり

答案が汚れて解読不能な答えは

全て✕となった。

 

結果

自己採点より

40〜50点程度落として

自己最低点を叩き出したポン助。

 

奇跡的に偏差値60は超えていたが

志望校判定は低すぎて

爆笑レベルの結果だった。

 

本当に本番じゃ無くて良かった。

今回は前回より低くなる事は無いと信じる。

 

「うおー!やったゼ!!」

「どうした?」

「見て見て!一昨年の過去問、国数100点!

合計9割5分超えた!」

「マジで?いいね〜。そのまま行こう!

朝早いから、今日は早めに寝るよ。」

「OK〜♪」

 

漢検&数検&英検の地道な積み重ねが

紆余曲折ありの数年を経て

ようやく戦闘力を上げ始めた。

 

どこまで通用するかは

まだまだ未知の領域だが

戦える武器はある程度揃った。

 

あまり気負わず

いつも通りのポン助ワールドで

点取りゲームに参戦だ。

 

「それ大丈夫か?ま、知らんけど。」

 

寝る前にスマホチェックして

ため息をついていた。

ポン助のスマホ使用時間は

朝のニュースチェックと

寝る前のLINE確認くらいなので

1日30分程度(笑)

 

この受験生の限りある貴重な夏休みを

ゲームやSNSに没頭したり

人の投稿や画像の更新に

逐一神経を尖らせて

スマホを肌身離さず過ごしたり

誰と誰が遊んでいようが

頭の中お花畑状態で

匂わせ投稿投下してみたり

誰と誰が愛を深め合おうが

ポン助には全て『他人事』なので

別にどうでも良いらしい。

 

「ま、それで人生上手く行く確信あるなら

楽しくやってたら良いと思うよ。後から

後悔したり、人を妬んだり羨んだり

八つ当たりとかしないんなら、自由に

やってて良いと思う。今、頑張らなきゃ

ならない時に、他の事に没頭しまくりで

やるべき事出来ないなら終わってるよ。

この先もずっとそのままだし、それなりで

行くんじゃないかな?とりあえず俺は

そーいうの1番嫌いだなって思う。

今はそんなどうでもいい事より、明日の

道コンの方がずっと楽しみだよ。」

 

だそうだ。

 

学校でも

勉強の事を考えている時に

いきなり好きな人を聞かれたり

好きなタイプや好みの芸能人を

聞かれたりする事もあるらしい。

そんな時はいつも

『数学の参考書』と答えているとか。

 

「正直今は本当に興味無いしウザい。

数学の難問の解法をガンガン語れる子なら

ちょっと心が動くかも知れないけどね〜♪」

 

 

スマホ中毒

ゲーム中毒

恋愛中毒

受験生の親を悩ませる中毒シリーズだが

唯一許されるならば

勉強中毒であろう。

限りなくそこに近い所に居るポン助。

好きな勉強を好きなだけ

自由にやれる夏休みの今が

1番楽しい時間らしい。

 

 

やはり

運命の出逢いなど

当分無さそうだ…

 

 

とりあえず

明日は早起きして

朝から峠を越えて走ろう。

 

「ワクワクして来た〜!もう寝よう♪」

 

挑戦者ポン助

相変わらず楽しむ気満々で

目覚ましアラームをセット。

 

全ての持ち物を確認して

明日の荷物はリビングに置いた。

 

後は心置きなく

眠りに着くだけ。

 

いつか

大好きな数学の参考書の様な

素敵な人に出逢えますように♪

 

って…どんな人ぢゃ(笑)

 

相変わらず意味不明だが

やるべき事は全て

やっているのは認めよう。

 

その上で

現時点の戦闘力で

どの領域まで手が届くか

 

さらなる領域展開が必要か

肌で感じるがいい。

 

 

 

さあ…

行こうか♪