「100点逃したー!!」
「ギャハハハ!またやらかしてんの?
全部揃った?」
「いや、出張の先生が居るから
まだ全科目揃ってないんだ。」
「そうなんだ。」
「でも今の所9割は超えてるよ〜ん♪」
「暴落あるかもねww」
「不吉な!やめてくれー!」
「あはは。」
先日
2学期期末テストを終えたポン助。
満点狙いの科目で
恒例の1問ミスをやらかし
悔しそうに叫んでいた。
帰宅後は
ミス箇所の解き直しや分析をして
いつものルーティンに戻り
受験勉強を進めていた。
早速週末には
次の模試が控えているので
そちらにシフトしている様子。
とりあえず
冬休み前に
現時点での仕上がり具合を
確認する予定だ。
各地で積雪も始まり
道路の凍結や圧雪路面が
心配な季節になって来た。
長距離移動は特に
天候や道路状態に左右されるので
様々な予報サイトを確認して
準備万端で出発しなければ。
春から秋までは
快適なドライブルートが
冬だけは
命懸けのデスロードに変わる。
どれだけこちらが
注意して運転していても
対向車が凍結路面でスリップし
制御不能となり
トリプルアクセル状態で
回転しながらこちらに向かって
飛んで来る事もある。
数キロ前を走っていた車が
トンネル内でスリップして横転し
運転手や同乗者が脱出出来ず
ライトが破損し消えていたので
後続車が気付くのが遅れてしまい
次々に玉突き事故発生となったり
突然猛吹雪に襲われ
真っ白なホワイトアウトに呑まれ
道幅もわからず方向感覚が狂い
気が付くと
真横の雪山に向かっていたり…
私がここ数年で
目の前で目撃し
巻き込まれそうになったり
ヒヤリとした場面はまだまだある。
これからの季節は
何よりも安全と健康第一で
自宅受験も視野に入れながら
無理せず本番まで乗り切る予定だ。
「丸付けお願いします!」
「はいよ〜。そこ置いといて〜」
応用&発展問題の
タイムトライアルをやったり
実践形式の過去問を
全科目本番の半分の時間で
解く練習をしていた。
最後の問題まで
解き切れずにタイムアップ
これだけは何としても回避する。
速さと正確さを意識しながら
男子に多い筆圧の強さを
上手く調整して
流れる様に文字を書く。
書道を習っていたポン助は
無意識のうちに
解答用紙のマス目を意識して
書写の硬筆の様に
強い筆圧で
丁寧に書いてしまう。
しかし
これはかなりのタイムロスなので
多少字体が崩れても
最低限『読める』状態を保ち
軽い筆圧で速さを意識した文字を
書き慣れて行かねばならない。
スマホやPC入力に慣れた
現代の令和っ子にとって
『文字を丁寧に速く書く』事は
かなり大変だろう。
今はもう
入力する方が圧倒的に速いからだ。
現にポン助も
原稿書きや読書感想文の原文は
全てPC入力だった。
これが当たり前の環境で
いざテストや模試となると
全科目の答案を
直筆で書き切らねばならない。
しかし
普段から文字を書き慣れていない
デジタル時代の子供達は
制限時間内に『書き切る』事が
とても難しくなっている。
記述解答の多いテストになると
かなりの生徒が『時間切れ』になる。
ポン助も今回のテストで
同じ様な経験をして
危機感を持ったらしい。
『手を止めずに流れる様に』
これを常に意識しながら
実践演習の中で
テストモードの文字の精度を上げて
しっかり習得して行こう♪