「俺の部屋の窓の軒下から、ピピピピって
鳥の鳴き声聴こえる。可愛い〜♪」
「巣作ったかも。最近聴こえるんだよね。」
「良いね♪天然BGM。癒される〜♪」
何の鳥かは不明だが
鳴き声から小鳥だろう。
恐らく
自宅の西側の防風林に
巣を作っていた小鳥達が
北西の季節風を警戒して
引っ越しをして来たらしい。
先週末もそうだったが
高頻度で暴風雪警報となる地域柄
西からの強風を避けて
風当たりの少ない
東向きのポン助の部屋の窓の上に
巣を移動させたのは正解だ。
心許ない我が家の軒下だが
一緒に厳しい冬を乗り越えよう。
「1回私立の過去問やってみるよ。」
「どっち?」
「今日はA、明日はB♪過去問終わったら
ひたすら演習って流れだよ〜。」
「OK。頑張って!ご飯のタイミング
時間見て声かけてね〜。」
「了!」
私立高校の過去問は
早くから数年分集めてある。
中学受験生の時には
全てコピーして
年度別にクリアファイルに入れて
本棚にずらりと並べていたが
もう全て自分で出来ると言い
ポン助に任せてある。
書籍型だと厚みがあり
解答用紙はコピーが必要なので
我が家は
年度別にホチキス止めされている
プリント形式の過去問を使用している。
使用時には
このホチキスを外しているが
ここからは
バラバラにならない様に
年度別に見出しを付けた
クリアファイルに入れて
ファイルボックスに並べている。
ファイルボックスは
学校毎に2つ用意して
使用前の過去問と使用済みの過去問に
振り分けて保管している。
我が家の場合は
公立1校
私立2校なので
ファイルボックスは計6個使用となる。
こちらは元々持っていた
無印良品の物を使用しているが
手軽に100均の物でも十分だろう。
問題集と同じく本棚に並べられる
縦型A4サイズの物が使い易いが
ポイポイ放り込む方が良い場合は
横型のボックスが良い。
過去問にも限りがあるので
無駄使いはせずに
直近のものは
直前期に一気に使用する予定だ。
それまでは
入試対策テキスト
冬期講習テキスト
1日1英語長文
あとは通称“電話帳”を
ひたすらやり込む。
難しすぎる問題集より
基礎〜標準〜応用の範囲内で
基本や原理原則の確認
それらを使用しての
応用問題の解き方を
徹底的にマスターする。
正直
進捗状況や管理などは
全てポン助に任せてあるので
私は口頭で確認したり
たまに丸付けを手伝うのみ。
これは
中学受験の時にも感じた事だが
ラストスパート期間に
近付けば近付く程
親の出る幕は無くなって行く。
ましてや
自分で出来る事が増えた中3なら
尚の事そうなるだろう。
逆に
心配が過ぎて
あれこれ干渉したり
親が口出しする程
反抗されたりするので
本人のやり方に任せる方が良い。
それでもし失敗したとしても
誰のせいにも出来ないので
しっかり“自分事”として
向き合う事が出来るからだ。
『落ちたらどうしよう』
『失敗させたくない』
『悲しむ姿を見たくない』
『立ち直れなかったらどうしよう』
親ならば様々な感情が渦巻く。
マイナスな思考や
最悪の結果など
数え上げたらきりが無い。
でも
その不安は子供にダイレクトに伝わる。
親の精神状態が不安定なら
子供もそうなる。
そんな本末転倒な事態だけは
何としても避けなければならない。
柔軟に前向きに
様々な選択肢を想定しておいて
ダメならその時に考えれば良い。
それまでは
ただ信じる。
ひたすら信じて
笑顔で寄り添い支える。
だから
子供と一緒に
キリキリピリピリせずに
どっしり構えていよう。
何だかんだ言ったって
親からの
「大丈夫だよ」が
1番子供を安心させるから。
もうすぐ冬休み。
ポン助の
『全集中猛攻』が始まる。
そして2学期の評定はいかに…