「今日は関東方面の受験日だ!
学校見学会や模試で一緒になった子達
中学受験生皆頑張れー!!」
日の出と共に起床し
朝から南の方角に向かって
全力で叫んでいたポン助。
きっと想いは届いていたはずだ。
今日も元気にスクールバスに乗り込み
大雪原の中を駆け抜け
学校に向かう。
自分は手にする事の出来なかった
「合格」の2文字を
遠くで共に頑張って来た
名前も顔も知らない
同い年の同志達が掴める様にと
心から祈っていた。
その様な素直な気持ちで
これからもずっと
ポン助らしく生きて行こう。
人を妬まず恨まず
常に自分と向き合いながら
冷静に分析する力も蓄えよう。
小学校卒業まで
あと1か月半と数日程度だ。
卒業アルバム係になったらしく
帰りのスクールバスに乗れない日は
お迎えをお願いされた。
田舎で1クラスしか無いので
クラス毎のページ制限は無く
様々な特集ページが作れるらしい。
学級役員の仕事もあるし
最後まで忙しそうだが
ポン助本人は
とても楽しそうに話していた。
明日は2回目のスキー授業らしく
学校から帰ると直ぐに
張り切って準備していた。
親が手を掛ける事はもう何も無く
いつもの慣れた様子で道具を確認。
そしてあっと言う間に準備完了。
冬の楽しみの1つ
スキー授業は体育の成績となり
積雪でグラウンドが使用出来ない
北海道の風物詩だ。
雪の多い地域はスキー
少ない地域はスケートとなる。
こちらは豪雪地帯なので
親世代より前からスキーの盛んな地域だ。
主人の亡き父はアルペン競技で
元国体選手だったらしく
私の方は母方の親戚に
世界大会等で活躍したジャンプの選手が居る。
私が幼い頃に現役選手だったので
家族でよく
TVでジャンプの大会を観戦していた。
地域的にもスキーは昔から盛んで
田舎だがオリンピック選手等も
かなり輩出して来たらしい。
しかし私も主人も
スキーの腕前はいたって平凡(笑)
スキー授業は学校や地域性により
多少の違いはあるが
初級 中級 上級レベルに分かれて
数人の先生が指導される。
スキー指導員資格を持っている
外部の先生がいらしたり
校長先生や教頭先生も一緒に滑ったり
スキー授業はいつも楽しいポン助。
大人顔負けの滑りが出来る
上級レベル班は
いつもアルペンスキー少年団が
ポールを立てて練習している
超急斜面の大会コースで練習する。
楽しみでワクワクしながら
眠りに付いたポン助。
怪我の無い様に
思い切り楽しんで来てね。