「お母さん、シュレッダー使うね〜。」
「OK、気を付けてね。」
「は〜い。」
我が家の電動シュレッダーが
バリバリと紙を飲み込んで行く。
ふと見ると
ポン助の中学受験の志望校の
各種資料等だった。
自分でファイルに入れて
大切に保管していた物を
全てシュレッダーにかけていた。
「もういいの?」
「うん。過去は振り返らないよ。だって
これからやる事が山ほどあるもんね〜!」
「そっか。頑張ろうね。」
「うん。とりあえず英語と数学は進めて行く。
従姉に聞いたら、英検は学校で受けられるんだ。
早目に最初の5級レベルは終わらせておくよ。
数検は都会に行かなきゃだから
雪が解けたら5級、受かったら夏には4級。
中2で数検3級までは行くつもり。
漢検も夏に準2級受ける様に仕上げるよ。
中学生のうちに漢検は1級取りたいな〜。」
「検定日から逆算して、計画的にやろうね。」
「うん。もう勉強の予定表とか書いてるよ。
今度は科目別にしたんだ。」
「勉強予定表の書式、色々作ってあるからね。」
「うん。ありがとう。あ、高校受験用の問題集
少しずつ増やしてくれると有り難いです。
塾技は英数理全巻お願いします!」
「了解だよ〜。」
書店に行ったついでに
問題集の下見を行って来るポン助。
気に入った物は名前を覚えておき
後日ネットでまとめ買い。
塾技シリーズは
中学受験用もお気に入りだったので
高校受験用も欲しいらしい。
小6ポン助の現在のステータスは
漢字検定3級(中学卒業程度)
算数検定6級(小学校卒業程度)
日本語運用能力検定 高校卒業レベル
理社は中学受験勉強で
かなり進んでいたので
教科書準拠のワーク等は不要らしく
高校受験用の問題集が欲しいとの事。
今は参考の為に早くに購入した
自宅にある物を数冊やっている。
現在ポン助が一番力を入れているのは
中学受験勉強で唯一
手を掛けていなかった英語だ。
田舎だがすでに
英語塾に通っている子も居るので
その子達と同じレベルにまで
早く到達したいとの事。
私も学生時代よくやっていたが
好きな歌の歌詞を英訳したり
好きな洋画やディズニーアニメ映画を
英語で見て字幕と対比させたり
楽しみながらメリハリ付けてやると
結構早く上達するよと話した。
単語練習をしながら
筆記体はマスターした様子。
今の時代は殆ど使わないらしいが
速く書けるし見た目も良いので
好んで練習している。
中学生になったら
先生に筆記体で書いても良いかどうか
聞いてから使いなさいと話した。
ブロック体に統一と言われたら
印象が悪くならない様に
学校の方針に従いなさいと話した。
高校受験は内申点も重要なので
その辺りは要領良く行かなければならない。
授業が簡単に思えても
決して言葉や態度には出さない様に
各教科担任の方針に従う様にと
伝えておいた。
生意気な事を口にしたら直ぐ
「中学受験失敗したくせに」
と叩かれるから
言動には注意する様にと話した。
どうせなら
「落ちてもやっぱスゲー奴」
って言われる方が良いよねと話して
ポン助と爆笑していた。
実際は変な奴の色合いがかなり濃いが…(笑)
中学受験をする子が
殆ど居ない田舎なので
その辺は救われている。
悔しさも悲しさも
全て立ち上がる力に変わった。
新中1での最初の模試
北海道チャレンジテストを申し込んだ
道内有名進学塾から
確認のTELが来ていた。
小3からいつも
全統小でお世話になって来た塾だ。
遠くて通塾出来ないのも
わかっているので勧誘は一切無い。
「中学生の模試やテストは、小学生向けより
多いのでご案内送りますね。是非沢山受けに
いらして下さい。」
大変嬉しいお言葉を頂いた。
中学受験が終わり
模試やテストに飢えているポン助。
「テスト無いの〜?模試無いの〜?
早く受けたい〜〜〜〜。」
まるで手術に飢えた大○未知子の様に
駄々をこねながら机に向かって居る。
「うおっ!方程式めっちゃ面白い!!」
一人で楽しく進んでいる様子。
この勢いだと
入学式までにかなり先取りしてしまいそうだ。
まあ良いか(笑)
基本的な学習は
Z会の通信講座を継続して行く予定だ。
外部模試等はどんどん受けに行く。
次の高校受験まで
またあれこれ工夫しながら
私もポン助をサポートして行こう。