塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

中学受験残念組。進学塾の無い田舎から1校のみの挑戦。桜は咲かず地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、「落ちた」と言う事実を揶揄し、環境からして無謀だと見下し笑う奴も居た。何故ならうちは田舎の庶民。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける中学生男子、ポン助の日常。

プロローグ

ただひたすら頑張って来たが

あと一歩及ばず

息子、ポン助の中学受験が終わった。


受験した学校だけが

模試の合格ラインに

届いたり届かなかったり

最後まで五分五分の立ち位置だった。

他の安全圏の学校は

周りが何を言っても興味を持たず

2次試験に出願が間に合う学校も

本人の意思で受験せず

結果地元の公立中に行く事となった。


最初から

この田舎の果てから進学するには

寮のある学校しか選択肢が無く

駄目なら公立と決めていたので

勿体無い等と周りに言われても

親としては本人の意思が一番だった。


ポン助は

親が思っていた以上に

結果を冷静に受け止めて居た。


そしてとても晴れやかだった。


本当に全力でやり切ったのだろう。



まだ十二歳。

この経験は必ず強靭な力になる。



さあ今度は高校受験。

中学受験で山ほど空席が出来たから

北の最上位層の椅子を

また楽しく挑みながら獲りに行こう。







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