塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助。進学塾も高校も無い町で、夢に向かって邁進中。中受残念組だろうが検定に落ちようが「僕は挑戦を止めない。」それでいい。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

日の出と共に

「おはよ〜🎵」

今日も早起きなポン助。


四方隣家の無い田舎の我が家は

ポツンと一軒家レベル。

家より背の高い物は

電柱と木々と山しか無く

燦々と朝日を浴びて起床する事が出来る。


寝室は遮光カーテンでは無いので

眩しくて自然に目が覚める。

そして朝日から夕日まで浴び放題で

自宅周りにも沢山の野生動物が現れる。

自然豊かな環境だが

特に冬は厳しい環境でもある。


今シーズンの冬は

大雪や猛吹雪で道路が雪で埋まっても

ホワイトアウトの視界ゼロの状態で

除雪車が出動出来ない日もあった。

その為家族全員自宅まで辿り着けずに

唯一除雪が行われていた

国道沿いの私の実家に泊めて貰う事数回。

主人も隣町の職場から帰宅出来ず

会社に泊まりソファーで寝た事数回。


私は自宅の手前で

普通に走行していて

突如道路の真ん中に

1メートル以上の吹き溜まりがあり

そのまま車ごと突っ込み

身動きが取れずに救助される事数回(笑)


雪で道が消滅し

スクールバスがポン助を迎えに行けないと

町から連絡が来たのが2回。


冬は同じ地元の人にも心配される程の

厳しい環境に住んでいる。

もう慣れっこだが

流石にポン助のスキー大会で

夜明け前の出発の日に

道路の除雪がされていなかった時には

とても焦った。

その時は主人と私と2台連なって

埋まらない様に勢いを付けて

ラッセル状態で雪を踏み固めながら走り

何とか除雪されている国道まで

数キロの白い地獄の様な道のりを走った。

普通車ではとっくに限界を超えているので

そろそろ大型自家用車の購入も

検討しなければならない。


厳しい冬を越えられたら

後はヒグマに注意するだけなので

とても住みやすい。

最短距離で自宅前100m先の林に

昨年出没して緊急回覧が回ったが

私は姿は見ていない。

農道に糞があったので

通り道なのは間違い無い。

玄関には熊よけの鈴を常備してあり

日が暮れてから出掛ける時には

玄関から車に乗り込むまでと

帰宅後に車から玄関に入るまで

リンリン鳴らしている。

 
雪解けが進み

早い所ではもう

冬眠から目覚めたヒグマが現れたと

ニュースを賑わせていた。

襲われたくは無いので

細心の注意を払い共存して行こう。



今朝は起きると直ぐに机に向かい

Z会の受講をしていたポン助。

学校に行く前に

朝から脳はフルスロットル状態。


「ヤバイ。数学楽しすぎる🎵」

数検テキストで中1範囲は終了しており

数学は良い復習になっているとの事。

検定も近くなり

テキストも2周目が終わりそうなので

そろそろ急かされる前に

過去問をコピーしようかな。


早く中2範囲をやりたいポン助。

4月に数検5級に合格したら

先に進んで良いよと話してある。

本棚には

高校受験用の問題集「塾技」が

数 英 理 3冊並んだ。

時期的にまだ早いので

解禁はしていないが

たまにパラパラとめくっては

「早くやりたいよ〜」

等と言ってうっとりと眺めている(笑)


数学は数検3級取得後解禁予定

英語も英検3級取得後解禁予定

理科は中学範囲を全て終えたら解禁予定


1番先に手が付けられそうなのは

おそらく理科だろう。

元々得意科目なので

中学受験前に購入した

高校受験用の

専用ノート付きの市販問題集を

楽しそうに周回している。



専用ノートは

全科目中央のステープラー針を外して

一旦バラバラにし

両面コピーをして数冊作成している。

中学受験前に購入した

中綴じ用の大型ステープラーと

回転させて中綴じが出来る

「ほっちくる」

が大活躍している。

ノートの冊数で

問題集を何周したか

直ぐにわかる様にしている。


好きな単元や興味のある単元から

自由に手を付けており

ノートが終わりそうになると

自己申告して来る。


漢検準2級も

再び本腰を入れて来た様子。


あっ!英検5級の問題集も

コピー頼まれてたんだ!


雪解けと共に

勉強のペースを上げて行くポン助。

中学受験勉強で

幼い頃から数年間蓄積して来た

自分の学習スタイルは

これからも更に進化して行くだろう。


小学校の家庭学習タイムに

数検テキストを持参して

狂った様に高速で解きまくるポン助。

驚愕するクラスメイトに

頭がおかしいと言われても

本人は楽しくやっているので気にしない。

むしろ良い意味で受け取っている(笑)


「中学受験に落ちた僕ですら

頭がおかしいと言われるなら

合格した子達の頭は

もはや異次元なんだろうね。

勿論最高の褒め言葉だよ🎵」


少し皮肉っぽく笑うポン助。

楽しいから集中出来る

楽しいからもっと先に進みたくなる。

それで良いんじゃない?


クラスの誰かを負かしたい訳じゃない

馬鹿にした奴を見返したい訳じゃない


こんな狭い町で1番やリーダーになって

人を見下したり馬鹿にする様な奴には

絶対になりたくは無い。

実力や人望も無いのに

偉い肩書きだけ欲しがる様な

小さい奴になんかなりたくは無い。

大海を知らずに自惚れてなんか居たくは無い。


「僕は正直役職とかには興味が無いよ。

名前だけ偉い奴にはなりたく無い。

ただ僕は必要とされる人間になりたい。」


中学受験を通して

幼い目でしっかりと見て来た

凄い奴がゴロゴロ居る広い世界を。

全力で食らいついたが

片手が届いた所で振り落とされた。


でもまた這い上がる。

3年後と6年後を見据えて

果てしない田舎の片隅で

まずは広い大地の最上位層を捉える。

そして最終決戦の大学受験に向けて

中高一貫の進学校と変わらないペースで

学習を進めて行く。


その為に今から出来る事は直ぐにやる。

いや

中学受験終了直後から

すでに始めている。

次のステージに向けて

ポン助の頭の中では今

様々な科目が

中学受験での学習内容と

新たに開始した中学の学習内容と

様々なセッションを重ねながら

科目毎に1つの流れへと繋がって行く。

ポン助曰く

その瞬間が気持ち良いらしい(笑)


寝る前に従姉(姪1)にLINEをして

中学校で受けられる英検と数検が

何月にあるのか聞いていたポン助。

そこから逆算して

それぞれの学習計画を立てるとの事。


従妹(姪2)と甥とポン助は

週末に大きなスキー場に行く約束をしていた。

最後の大会の前に

一緒に練習するらしい。

怪我に注意しながら

楽しく頑張ろうね。


さあ明日も早起きしよう


お疲れ様

おやすみ。