塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助。進学塾も高校も無い町で、夢に向かって邁進中。中受残念組だろうが検定に落ちようが「僕は挑戦を止めない。」それでいい。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

学力テスト前夜

昨夜はベランダのフード内で

天体望遠鏡と共に

皆既月食を満喫していた

天体男子ポン助。

 

そして本日…

「おやすみ〜。」

「もう寝るの?」

「うん。もうやる事無いし

明日に備えて脳を休めないと。」

「あはは。おやすみ〜。」

 

夕食時にミスが怖いと言って

適度な緊張感を語っていたが

そのうちに

「何かワクワクして来た。」

と言い出し

明日の準備をしていたので

メンタルの整理も出来たのだろう。

 

習っていない問題は出ないし

進学塾の模試みたいな

難問奇問は出ないから

リラックスして楽しんでおいでと

寝る前にポン助と話していた。

 

小テストでたまにやらかす様な

しょうもないケアレスミスには

十分注意して

しっかり見直しもするんだよと

笑いながら言うと

「同じミスは二度としないゼ。」

と言ってキメ顔をしていた(笑)

 

真面目なのか

フザケて居るのか

よくわからないが

テストもゲームと同じ様に

とりあえず楽しむ対象なので

それはそれで良しとしよう。

 

夜中まで無理して勉強したり

嫌すぎて当日の朝

仮病で休む事ばかり考えたり

「No勉」と開き直ったり

そういう行動に出るよりは

例え

「変な奴」

と言われようが

「何で?テスト楽しいじゃん♪」

と言う方がマシなのかも知れない。

 

「点数取れるから楽しいんだよ」

「勉強楽しいとか気持ち悪い」

なんて言われても

お構い無しのポン助。

家でもたまに

学校で友達に言われた事を話すが

そんなに嫌そうではない。

「だってそう言ってる奴らが

本気で僕を嫌いで勝ちたいなら

僕に勉強教えて〜なんて

口が裂けても言って来ないよ。

本気か冗談かくらいわかるさ。

本気で嫌味言って来る奴は

今の所一人くらいしか居ないよ。」

そんな話をしていた。

 

最近は

ポン助の出品した作品が

各方面で入賞しており

称賛してくださる方も居るが

同時に妬みの対象にもなっている。

例の同級生からも

予想通り嫌味を言われたと

笑いながら話していた。

「絶対何か言って来ると思ったんだ〜。

ま、知らんけど(笑)」

だそうだ。

 

 

平日3〜4時間

休日8〜10時間の学習

これを小学校高学年から

継続して来た。

勉強しない日があると

気持ち悪くなると言い

小学校の修学旅行の時に

鞄に問題集を入れようとして居たので

慌てて止めた記憶がある。

案の定

宿で寝る前に計算問題が

やりたくなったと言っていたポン助。

勿論友達には

気味悪がられたらしい(笑)

顔を洗ったり

歯磨きするのと

同じ感覚で

一日のルーティーンの中に

「勉強」

が存在している。

それがポン助の「日常」なのだ。

 

世間的には恐らく

親が強制的にやらせていると

思われているだろう。

 

ポン助本人が

楽しく挑戦して行けるなら

憶測で何を言われようが

我が家は構わないさ。

 

「ポン助君、勉強出来て良いね。」

 

たまに言われるこの言葉。

確かに

本心か嫌味かは大体わかる。

決まって私は

 

「たまたま良い点取ったって

服裏返しに着てたら台無しだわ(笑)」

 

そんなポン助の普段のアホな姿を

惜し気も無く晒しておく。

 

膨大な勉強量を

わざわざひけらかす必要は無い。

天井まで届く程の

大量の使用済み学習ノートが

大量の使用済み学習プリントが

物置の段ボールに詰め込まれて

眠って居る事を。

 

どれだけやっているかなんて

他人に知らせる必要は無い。

「勉強マウント」なんて

取る必要なんて無い。

そんなの

家族だけ知っていれば良い。

 

明日は学力テストだ。

自分の学習予定を全て終えて

大好きなドラマも見ずに

夜9時にポン助就寝。

 

この狭い田舎で

ポン助を蹴落とそうと

全力で挑んで来る子も居るだろう。

でも

ポン助が見据えているのは

まだまだ先の未来。

大学受験でのリベンジだ。

高校受験も通過点と捉えている。

 

こんな狭いカテゴリで

突き抜けられないなら

外では通用しない。

 

ほんの僅か届かなかった

中学受験を終えた時に

親子で誓った。

 

「最終決戦は大学受験だね。」

 

そこに辿り着くまでに

やれる事は全てやろう。

やり切ったと言えるまで

前日にはもう

何もやる事は無いと思えるまで

一つ一つのテストを大切に

尚且つ楽しみながら

挑戦して行こう。

 

その積み重ねがいつしか

全て繋がって来たのだと

思えるその日まで

「挑戦者」で

有り続けよう。

 

明日は楽しみながら

今の全ての力を出し切ろうね。

 

Fight!