「ただいま〜!下敷きあったよ!」
「どこに?」
「学校に置いてあるBOXの中のワークに
いきなり挟まってた。でもそのワークさ〜、
昨日全ページパラパラ捲って確認したんだよ。
おかしいな〜。確認したページに今日見たら
挟まっててビビった。あったからいいけど♪」
「良かったね。気を付けるんだよ~。」
下敷きは無事に見つかったらしく
探した時に間違いなく確認したワークの
ページの間に挟まって居たらしい。
ま
見落としていたのか
人知れず返却されたのかは謎だが
予備の下敷きも数枚あるので
それ程大きなダメージは無かった。
ポン助は今日もご機嫌だ。
帰宅後はいつもと変わらず
1日の学校での出来事を
機関銃の如く話して机に向かう。
今日やる事は全て決まっているので
迷い無く鼻歌で即勉強開始。
昨日のショックを引きずる事無く
反省したら直ぐに前を向く。
そして壊滅的な道コンの結果は
友達に暴露して笑いを取り
リアル失敗ネタにしておしまい。
「超やらかしてんのにSS60超えって
お前ヤバすぎだって。」
「究極のまぐれだよ。今回マジで終わった〜。
歴代最低点叩き出したし。父さん吹いてた。
くっそ〜!過去問くらい取りたかったわ。」
「過去問何点行った?」
「470」
「エグっ!!」
「確か去年のやつだった。」
「それヤベ〜わ。」
「いやいや。幻だし(笑)とりあえず
また夏に頑張りますかぁ〜♪」
ポン助の名前が
成績優秀者の1ページ目に
掲載された時に
唯一それをリアルタイムで見た友達。
その時の衝撃を今でも覚えており
たまに話題になるとの事。
今となってはもう
過去の栄光に過ぎないが(笑)
まあ次回は
今回より下がる事は無いだろう。
「大丈夫。もう次に向かってっから。
あ、週末までに公民終わるわ。とりあえず
公民あと3周して、その後地理→歴史→公民
の順番で回す予定だよ。ノートのコピー
お願いしま〜す♪」
「OK〜」
終了したメキメキノートが増えて来た。
塾技ノートは市販の物を使用している。
このペースだと
1番先に社会が完成しそうだ。
安定して高得点が取れる様に
しっかり固めて行こう。
理科も並行してやっているが
こちらは分野別に
抜けや漏れの無い様に
全ての単元を確実に仕上げて行く。
夏休み前を目処に
中学範囲を全て終了予定なので
気を抜かずに進めよう。
「お母さん、背筋の写真撮って。」
「はぁ?何でさ。」
「部活で筋トレやってるから、背筋付いたか
確認したいんだ♪自分で見れないし。」
「はいはい。行くよ〜(カシャ)」
「どれどれ?おっ、背筋付いて来た!」
「良かったね。とりあえず風呂行きなよ〜」
「ラジャー♪」
パンツ一丁でリビングをウロつき
風呂に消えて行った。
そして外の野生動物や鳥達が
びっくりしそうな全力の熱唱♪
たぶん背筋は見ないと思うが(笑)
明日は内科検診らしいので
早く寝て元気に行こう。