塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

中3・気にしない

「ただいま〜!下敷きあったよ!」

「どこに?」

「学校に置いてあるBOXの中のワークに

いきなり挟まってた。でもそのワークさ〜、

昨日全ページパラパラ捲って確認したんだよ。

おかしいな〜。確認したページに今日見たら

挟まっててビビった。あったからいいけど♪」

「良かったね。気を付けるんだよ~。」

 

下敷きは無事に見つかったらしく

探した時に間違いなく確認したワークの

ページの間に挟まって居たらしい。

 

見落としていたのか

人知れず返却されたのかは謎だが

予備の下敷きも数枚あるので

それ程大きなダメージは無かった。

 

 

ポン助は今日もご機嫌だ。

帰宅後はいつもと変わらず

1日の学校での出来事を

機関銃の如く話して机に向かう。

今日やる事は全て決まっているので

迷い無く鼻歌で即勉強開始。

 

昨日のショックを引きずる事無く

反省したら直ぐに前を向く。

そして壊滅的な道コンの結果は

友達に暴露して笑いを取り

リアル失敗ネタにしておしまい。

 

「超やらかしてんのにSS60超えって

お前ヤバすぎだって。」

「究極のまぐれだよ。今回マジで終わった〜。

歴代最低点叩き出したし。父さん吹いてた。

くっそ〜!過去問くらい取りたかったわ。」

「過去問何点行った?」

「470」

「エグっ!!」

「確か去年のやつだった。」

「それヤベ〜わ。」

「いやいや。幻だし(笑)とりあえず

また夏に頑張りますかぁ〜♪」

 

ポン助の名前が

成績優秀者の1ページ目に

掲載された時に

唯一それをリアルタイムで見た友達。

その時の衝撃を今でも覚えており

たまに話題になるとの事。

今となってはもう

過去の栄光に過ぎないが(笑)

 

まあ次回は

今回より下がる事は無いだろう。

 

「大丈夫。もう次に向かってっから。

あ、週末までに公民終わるわ。とりあえず

公民あと3周して、その後地理→歴史→公民

の順番で回す予定だよ。ノートのコピー

お願いしま〜す♪」

「OK〜」

 

終了したメキメキノートが増えて来た。

塾技ノートは市販の物を使用している。

このペースだと

1番先に社会が完成しそうだ。

安定して高得点が取れる様に

しっかり固めて行こう。

 

理科も並行してやっているが

こちらは分野別に

抜けや漏れの無い様に

全ての単元を確実に仕上げて行く。

 

夏休み前を目処に

中学範囲を全て終了予定なので

気を抜かずに進めよう。

 

 

「お母さん、背筋の写真撮って。」

「はぁ?何でさ。」

「部活で筋トレやってるから、背筋付いたか

確認したいんだ♪自分で見れないし。」

「はいはい。行くよ〜(カシャ)」

「どれどれ?おっ、背筋付いて来た!」

「良かったね。とりあえず風呂行きなよ〜」

「ラジャー♪」

 

パンツ一丁でリビングをウロつき

風呂に消えて行った。

そして外の野生動物や鳥達が

びっくりしそうな全力の熱唱♪

 

たぶん背筋は見ないと思うが(笑)

明日は内科検診らしいので

早く寝て元気に行こう。