塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

鬼周回

「お母さん、国数社のプリント

コピーお願いします!」

「おっ!早いね。あと何日分残ってる?」

「国は今日、他は明日で無くなる。」

「了解〜。」

 

期末テストに向けて

毎日5科目の学習を継続するポン助。

 

学校ワーク

教科書ワーク

教科書トレーニン

iワーク

 

この問題集の

期末テスト範囲を

新学期に配布された

各科目のシラバスに沿って

期末テスト前までの

学習単元を全てコピーしている。

 

それを1日分プリント3枚毎に

(両面コピー)

ホチキスで留めて

クリアファイルに入れて

本棚に立てておく。

 

1日5科目やるので

毎日15枚のプリントで

演習している事になる。

その他に

通常のONLINE受講や

塾テキストの演習

英検や数検対策等をやっている。

 

学習予定や進捗管理

春に学校から全員に配付された

B5サイズのスケジュール帳に

自分で記入して

調整しながら進めているポン助。

これをやっているうちは

まだ追い込み時期ではない。

 

期末テスト対策は

同じ問題集の

同じ単元をエンドレスにやっていると

飽きて来たり

解答を暗記してしまうので

1周する毎にランダムで変えている。

 

残りのプリントが少なくなると

上記の様に自己申告して来るので

私は次の問題集のコピーをして

同じ様にクリアファイルに入れておく。

 

テスト前の

部活休み期間に入れば

実技科目のテスト範囲も

確定しているので

直前期は実技科目に力を入れたい。

 

それまでに5科目は仕上げておき

直前期の主要科目は全て

テスト形式の演習に

シフトして行く。

 

1日の予定の学習が終わると

夏休み明けまでの

長期宿題になっている

英語の長文単元の

本文の丸暗記をしている。

やり方はいたってシンプル。

教科書を音読したり

見ないでやってみたり

リスニングCDを使用して

シャドーイングしたりしている。

 

教科書準拠ワークは

期末テストまでに

最低でも各科目1冊につき

3周はやっている。

範囲の広い科目は

他の科目よりも早くに周回を開始して

回転数を上げている。

 

そして追い込みとなる

期末テスト直前期の頃には

ポン助もプリント消化のチェックを

忘れる日もあるので

もはや何周したかなど

直ぐには思い出せなくなる。

 

そのうちどうでも良くなり(笑)

進捗管理の記入時間は

ほぼ全て演習に充てられる。

後は何を聞かれても

正確に答えられるかどうか

完全な記述解答が書けているか等を

最重要課題にして行く。

 

後は私が

解き終えたプリントを整理しながら

演習量の少ない単元や

ミスの多かった単元をチェックして

復習したり

演習量を上げる様に促す。

 

現在はまだ

追い込み前なので

管理は出来ている様だが

完璧では無くとも問題は無い。

 

どんなに完璧に美しく

スケジュール管理出来ていても

当日に点数が取れなければ

それはただの予定表に過ぎない。

何をどれだけやれば

100点が取れるかなんて

誰もわからないのだ。

 

粗削りでも大雑把でも

殴り書きの予定表でもOK

自分の中で

「もう大丈夫」

と確信が持てるまで

解いて解いて解きまくる。

 

「テスト前に問題集○周しました。」

等とは

学校ではあまり言わないポン助。

そもそも覚えていないのだ(笑)

友達に

「ポン助、ワーク何周した?」

と聞かれると

「うん。何周かはやったよ。」

と答えているらしい。

それだけでも

「えぐ」だの「ヤバ」だのと

言われるとの事。

 

実際は

「1冊に付き何周かはやったよ。」

が正しい答えだろう。

それが1科目数冊ずつある事は

ほぼ公表していない。

 

どれだけやっても

「行けるかな?」と思っても

満点など簡単には取れないのだ。

それがわかっているから

ポン助はミスを恐れる。

 

合格圏内に入って

A判定を出して

成績優秀者の賞状を何度も手にして

「受かるかな?」と思っても

「落ちた」事があるから。

そしてその挑戦を

笑いながら馬鹿にした奴が居たから。

 

あれこれ言いたい奴はもう

好きなだけ言えばいい。

あの時も

今だって

奢りや慢心は一切無い。

 

ただ…ミスが怖いから。

1問を落とすのが

1点を落とすのが

物凄く怖いから。

 

だから今日もまた

ポン助は

涼しい顔をして

鼻歌で歌いながら

鬼の様にやっている。

 

いつものフザけた

笑顔の裏に秘めた

般若の面は

決して表には出さずに

鬼の様にやっている。

 

目標は

「前回の自分に勝つ」

ただそれだけ。

 

それでいい。

それすらも楽しんでやるのなら

親はただ

陰ながらサポートするだけ。

 

「お腹すいた〜」

「OK!ご飯にしよう♪」

 

さあ

私もまた

大量コピー頑張りますか~♪

 

 

 

 

 

 

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