塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

暴風雪②

早朝

臨時休校のメールが来た。

 

昨夜は主人の会社の周りの道が

全て雪で塞がり

帰宅出来ず

会社に泊まっていた。

 

「俺除雪するから、お母さんは準備して。」

「ありがとう。気を付けてね!」

 

ポン助は早朝から

猛吹雪の中外に出て

雪に埋もれた私の車を発掘したり

直ぐに出勤出来る様に

自宅前を綺麗に除雪してくれた。

スキーヤーなので

吹雪や寒さにはかなり強い。

 

昨日から引き続き

暴風雪警報と大雪警報により

この町も近隣の町も

全て機能停止状態。

 

国道も除雪されておらず

事故などもあちこちで発生。

渋滞から立ち往生する車の列が

長く続いていたらしい。

幸い自宅前の道は

深夜と早朝に除雪が入ったので

ホワイトアウトの一瞬の晴れ間を見て

直ぐに出勤可能な状態だ。

 

私が朝食の準備と出勤準備をしていると

上司から連絡が来た。

住宅地まで除雪が間に合わず

出勤不可能者や

家から出られない人が多く

急遽仕事が休みになったとの事。

 

直ぐに外に居たポン助を家に呼び戻し

お風呂で体を温めさせてから

朝食の時間を過ごした。

 

窓からの景色は白一色。

午後までずっとホワイトアウト

 

気温が低い為

部屋が暖まらず

フリースやらカーディガンやら

親子でモコモコ厚着をしていた。

 

ポン助はずっとリビング学習。

休憩時間に飲むのは

好物の冷たいカルピスばかりだが

流石にここ数日は

私と一緒に

温かいお茶や紅茶を飲んでいた。

 

昼過ぎに

暴風雪警報と

大雪警報が解除された。

夕方くらいから晴れ間が長くなり

除雪車が道を開いた後の深夜に

ようやく主人が帰宅した。

 

昨日の朝仕事に行ったきりだったが

家に帰れて安心していた。

 

除雪を頑張ったポン助も

主人に褒められて

嬉しそうにしていた。

 

明日の朝までも

また積もりそうだが

我が家の雪掻き隊長が帰宅したので

今夜は安心して眠ろう。

 

雪不足だったスキー場には

恵みの雪だが

日常生活に支障が出るのは

本当に勘弁して欲しい。

 

明日の準備を終えて

ポン助就寝。

またかなりの積雪量になりそうだが

何とか家から出られます様に…。