塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

駆除シーズン

『ドン…ズドーン』

休日の夕方

突然地鳴りの様な巨大な音。

一瞬ビリビリと家が揺れた様に感じた。

 

「うわっ!何だ?」

「何!何だ?」

 

自宅でのんびりしていた

私とポン助は大騒ぎ。

直ぐに外を見ると

自宅横の草むらに

猟銃を携えた猟師さんと

車にもう一人見えた。

どうやら発砲直後らしい。

そしてゆっくりと

少し先に横たわっている

仕留めた獲物に向かって歩き出した。

 

「熊かな?」

「どうだろうね〜」

 

我が家の窓からは

肉眼でははっきり見えなかったが

黒っぽい大きな動物が

遠くに横たわっていた。

猟師さんが獲物の横に辿り着くと

その大きさがわかった。

 

「2m近くありそう。デカくね?」

ポン助がつぶやく。

「でも黒よりこげ茶じゃない?」

「エゾ鹿かな?」

「たぶんデカい雄鹿かも」

 

猟師さん達の緊迫感を見ると

ヒグマでは無さそうな雰囲気。

引き上げる時に

自宅前に来たので聞いてみた。

「熊ですかー?」

「雄鹿だー。とりあえずシートに包んで

置いておくけど、後で回収に来るわ~。」

「わかりました。ご苦労様です。」

 

ホッとした。

北海道は様々な制約の元で

各地で10月から3月末まで

エゾ鹿猟が解禁になる。

自宅周りでも

野生のエゾ鹿達が

活発に活動しているので

繁殖期になるこの時期に

交通事故や農作物への被害等減少の為

増え過ぎない様に駆除される。

いつもの事だが

ここまでの至近距離は初めてだった。

 

野生動物の出没や駆除

猟銃の発砲等は

山に囲まれた我が家の辺りだと

そんなに珍しい事では無い。

 

しかし最近は

ヒグマが市街地区まで下りて行き

住宅街のすぐ横の国道を横断したり

あちこちで活発に行動している。

そしてその度に

子供達の登下校時間の調整となり

終業時間を早めたり

部活動休止になったりする。

連日防災無線でも注意を呼び掛け

町民の安全確保に努めている。

 

今年は山の食糧が少ないらしく

鮭の遡上も少ないとの事。

その為ヒグマ達は食糧を求めて

畑作農家や果樹園を荒らし

人間の居住地区にまで出没する。

最近までには

巨漢のうちの主人2人分くらいの

大きなヒグマが2頭駆除されているが

まだ他にも出没しているみたいだ。

 

これ以上被害が出ない様に

怪我人も出ないまま

何とか落ち着いて欲しいものだ。

 

今回の3連休は

英検1次終了もあり

比較的のんびり過ごしていた。

 

姪の誕生会にも参加し

私と主人からの他に

ポン助は

自分のお小遣いで買った文房具や

先日描いた絵をプレゼント。

とても喜んでくれたので良かった。

皆に褒められて

満足していたポン助。

 

「さーやるかぁー!!」

「とりあえず今日はもう寝なよ〜」

「明日からやるかって気合い入れてた♪」

「あはは。頑張って〜」

「御意!!」

 

来週末は

私立高校の学校説明会に

2校参加予定だ。

 

久々の都会なので

私も確認事項をまとめたり

あれこれ準備しておこう。

 

朝晩寒くなって来たが

風邪引かない様に

体調管理もしっかりやって行こう♪