塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助。進学塾も高校も無い町で、夢に向かって邁進中。中受残念組だろうが検定に落ちようが「僕は挑戦を止めない。」それでいい。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

新中3・挑戦〜第1回道コンに向けて〜

今週末は

来週の道コンに向けて

中1・中2の復習をしていたポン助。

 

ONLINE春期講習をベースに

各科目単元毎に

記憶の抜けや漏れを確認。 

 

市販の薄い問題集を持って居るが

基礎問題中心でやりやすい。

 

以前に先取り目的で

全科目購入しており

書き込まずコピーしてやったので

今回も復習に使用中。

 

難易度の高い問題は

志望校の偏差値や定員から見て

不要と思われる場合もあるが

学区外受験等で

上位校を目指している場合は

過去問や塾レベルの問題集で

しっかりと対策しなければならない。

 

ポン助は

塾テキスト以外の

難易度が高めの問題集を使用して

演習量を確保している。

 

小学校時代のポン助は

主要4科目の受験科目の学習が

猛烈に忙しくて

英語は教科書準拠の簡単なワークのみ。

ほぼ手を付ける時間が無かった。

 

その為最初は

なかなか長文に太刀打ち出来ず

足を引っ張っていた道コン英語。

 

しかし

焦らず急がず基礎を固めて

学校よりも圧倒的に長文に接する

英検やONLINE授業等を中心に

地道にやって来た。

 

ONLINE塾の担当講師にも

英語の頑張りを褒められ

まだ多少ムラはあるが

ようやく他の科目と同じ様な

偏差値帯まで届く様になった。

 

 

中3の道コン

中1中2よりも

受験時間が長くなり

昼休みを挟んだり

より高校入試本番に近い形になる。

 

リスニングの時間配分や

開始の合図と同時に

大人数で一斉に紙をめくる音

周りのペンを走らせる音

試験官の居る緊張感等

これらは絶対に

自宅受験では体験出来ない。

 

「難しいから」

「まだ自信が無いから」

「名前が掲載されるレベルじゃないから」

「会場まで遠いから」

「知らない子ばかりで不安だから」

「休憩時間話す子居ないから」

「志望校判定低かったら怖い」

「自信無くすの怖いから」

「遠くて親が連れて行けないから」

「バスや電車や地下鉄の乗り方が

わからないから」

「お金がかかるから」

道コン受けなくても高校に行けるから」

 

など

道コンを様々な理由で

会場受験しない子も居るだろう。

 

家庭の事情や地理的環境等

納得の理由も勿論あるが

心配なのは

本当は会場で受けたいのに

受けられる環境なのに

あと一歩踏み出せず

自宅受験ばかりしている子だ。

 

同じ家の中で

近くに親や家族が居て

リラックス出来る場所で

休憩時間毎に

直ぐに食べたり飲んだり出来て

自由な時間に受験するのと

塾や大型のビル等での会場受験は

全く別次元だ。

 

確かに最初は

学校で受けている

定期テストや学力テストよりも

相当難しく感じるだろう。

 

学校のテストでは上位層で

内申美人であれば尚更

学校のテストでは

取った事も無い様な低い点数に

愕然とするだろう。

 

しかしそれが

高校受験の

「現実」

となるのだ。

 

道コン受験は

自分の本当の実力と向き合い

現実を受け入れて

入試レベルに上げて行く為の

最も実践的な経験となる。

 

得意な科目や合計点で

成績優秀者一覧表に

掲載されるのが目的では無い。

そこに掲載されている

誰が何処の高校を志望しているかなど

正直どうでも良い。

 

結果表が送られて来たら

現在の自分が

同世代の全受験者の中で

どの立ち位置なのか

しっかり確認する。

 

全道では何位で

近隣地区内では何位で

管内では何位で

校内では何位か

第1志望校〜第4志望校の中で

それぞれ自分は何位で

どのくらいの位置に付けて居るのか

合格判定は何%なのか

学区外受験の場合

5%や10%等の

定員内に入れる順位なのか

記載した志望校以外に

合格判定の高い学校は

どのくらいあるのか等。

 

友達や同級生

他校の部活仲間など

周りの順位や

成績優秀者の一覧表の中に

自分以外の知り合いを探すのは

最後の最後

暇な時で良い。

 

全ては高校受験に向けて

自分の実力を確認する為

学校レベルと受験本番レベルの

乖離を認識して上げて行く為の

学力コンクールなのだ。

 

逃げてばかりいては

きっと後悔する。

 

 

逃げないで

何年も努力して

全力で挑んだって

届かない学校だってあるのだ。

 

「落ちた」ら

笑われたり馬鹿にだってされるのだ。

 

もう2度と

「不合格」の画面は見たくない。

 

12歳の

中学受験不合格の経験は

どれだけ頑張っても

どれだけ泣いても

覆る事も消える事も無い現実。

 

そのまま全てを受け入れて

不要な物は削ぎ落とし

立ち上がり歩き出した。

 

そのうち笑って

歌いながらまた走り出した。

 

今日もポン助は

鼻歌で机に向かう。

 

ポン助にとって

勉強は「楽しむ」対象であり

挑戦が「楽しい」のだ。

 

その感覚を「変人」扱いせずに

ありのまま理解してくれる

沢山の仲間に出会えるなら

ここから遠く離れても良い。

 

より自分らしく

楽しめる場所に行く為に

ポン助は

あと1年

全力で駆け抜けるのだ。