塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

完全無視&実力テスト

今日はポン助の参観日だった。

 

早くに到着して

授業前に廊下で会った同級生に

挨拶したりした。

 

皆元気に挨拶して行く中で

ただ1人

私から挨拶し目が合うと

「プイッ」と

完全に目を逸らし

しかも顔を真逆に背け

あからさまに無視。

気が付かなかった等とは

言えないレベルの至近距離で

私に後頭部を見せながら

逆を向いて前を通り過ぎた子が居た。

かなり驚いたが

まあ

あれだけポン助を嫌っているので

予想通りの反応だった(笑)

 

ポン助には

どんなに嫌いな奴の親でも

挨拶だけはしなさいと言ってあるし

私もそうしている。

腹の中で何を思おうが

ここに何を書こうが自由だ。

しかし

そうでは無い家もあるらしい。

 

両親も揃って

私の職場に対する批判的な事を

完全に上から目線で

他の親に聞こえる様に言っていた。

 

私はそこに派遣されている末端の人間で

指示された仕事をこなすだけなので

内部事情は正直どうでも良い。

私の代わりは沢山居るので

辞めたい時に辞められる。

 

 

相変わらず親子して

ポン助だけでは無く

我が家の事も見下して居るのだろう。

それ程までに

凡人の子に謝罪した事が

余程の屈辱だったのだろう。

やはり親も偉ければ子も偉くなるらしく

親のプライドが高ければ

子のプライドも高くなるらしい。

今日の子供の非常識な態度を見れば

それは明らかだった。

 

幸い

私以外にも

同じ事を思っている人が

この町には沢山居るので

まだ救われている。

 

 

とりあえず卒業まで

あと1年半我慢するしか無いので

気にせずやって行こう。

 

 

 

たまにはこんな嫌な事もあるが

日常は楽しい事の方がずっと多い。

 

 

「実力診断テスト来たよ〜」

「おっ!いよいよ来たな!」

「頑張ってね♪」

「おっしゃー!フォー!」

 

私より一足先に帰宅したポン助は

相変わらずテンション高めで

机に向かっていた。

 

「ONLINE生はやっぱ相当値か。くっそー

会場受験したかったぜ。ま、いっか〜。」

 

なんて言いながら

タイマーをセットしていた。

 

本日ONLINE夏期講習前の

実力診断テストが到着。

自宅で各科時間通りに行い

期日までに返送する。

 

夏期講習の幕開けとなる

本格的な進学塾模試だ。

 

ただし

自宅受験は相当値となり

道コンと同じく

上位でも

成績優秀者一覧に掲載されない。

その資格があるのは

各地区の校舎で会場受験した塾生と

校舎で受講する季節講習生のみ。

 

今回は

実力診断テストなので

気楽に行こう。

 

受験票には

昨年までの評定一覧と

中1時点での

ポン助の志望校が印字されている。

志望校は変更可能なので

今回は大幅に変えて行く。

 

第4志望校まで記入出来るので

道コンと同じ学校を記入した。

志望校は高い方が良い。

これにはポン助本人も納得した。

 

ONLINE塾生と

校舎に通塾する

塾生のみの模試なので

あらゆる子が受験する道コンとは違い

難易度はかなり高めだろう。

そんな中での

ポン助の立ち位置はいかに。

 

タイマーを押す音が聞こえた。

 

「うっひょー!これこれ!この感じ!

久々でゾクゾクする!」

「静かにやりなさーい(笑)」

 

相変わらず楽しそうに解いていた。

ポン助の強みは

勉強もゲームの様に「楽しくやる」事。

 

主人とも話していたが

正直まだスイッチは入っておらず

完全な受験モードでは無いだろう。

そんな中でも確実に

基礎は固めて上げて行く。

 

「あっ!英検3級の賞状来たよ!

また先生に褒められたんだ♪」

「額買ってあるよん。

100均だけど(笑)」

「あざーっす!」

 

 

テスト全科目終了後

5科目の解答用紙や

必須記入事項なども

全てポン助が1人で書いたので

私はそのチェックをして

返信用封筒に入れた。

 

英検の賞状を飾りながら

ポン助より依頼あり。

 

「日曜部活の大会だから、

お弁当ヨロシクお願いしまーす!!」

人気アニメ映画

サ○ーウォーズの様に叫ぶポン助。

「OK〜♪」

 

 

もう少しで夏休みだ。

1学期の頑張りを

皆に褒めて貰える様に

残り数日も楽しく過ごそう。