塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

中2・1学期終了

「ただいま〜!」

「おかえり。1学期お疲れ様。」

「残念なお知らせがあります。」

「はいはい。わかってるから全部

出してちょうだ〜い♪」

「うあぁぁぁ〜っ!どうか御慈悲を〜!」

「知らんわ(笑)」

 

焦らしながら

通知表や各手紙類を出して来た。

 

昨年度の様に

突き抜けた点数が

全科目揃わなかったので

評定が少し下がるのは覚悟していた。

 

どんなに授業態度が素晴らしくても

提出物が最高評価でも

先生がギリギリまで

悩みに悩み抜いたと言われた所で

肝心な本人の点数が

規定に1点でも足りなければ

下がるのは当然だ。

 

納得出来ず

学校に出向いて

評定の説明を求める親も居るらしいが

我が家はいつも

妥当な評価を頂けていると思っている。

今回はポン助も

悔しそうだが納得していた。

まあ

それ程大きなダメージでも無いので

学習スタイルを変える予定は無い。

 

「予想通りだったね。で、どうすんの?

志望校変える?」

「いや、絶対変えない。」

「了解。じゃ、道コンの受験票は

変更無しで行くね♪」

「下がったら上げるだけだし。」

「そうだね。3学期までに元に戻さないと

このままの評定で計算されちゃうよ〜ん。」

「それはゴメンだゼ。」

「評定やランクが下がろうが

行ける学校が減って行こうが

私もお父さんも別に痛くも痒くも

悔しくも無いんだよ。

だって結局ポン助の人生だしね〜。」

「くっそー絶対上げてやる。」

「頑張って〜♪」

 

淡々と話しながら

少し煽って終了(笑)

秒で机に向かっていた。

 

別にどんな成績だろうが良い。

私や主人が子供の頃より

明らかに頑張っている。

怪我や病気も無く

1日も休まずに

元気に学校に行って

毎日楽しく過ごせただけで充分だ。

 

子供の成績に

いちいち感情的になって

一喜一憂していたら

それこそ身が持たないので

私は常にドライに接する。

 

ポン助にとっては

生まれた時からそれが普通なので

テストの後などに

親の反応や言われた事などを

教室で皆と話していると

「怖い」「厳しい」

と言われたりするらしい。

 

まあ良いさ。

とりあえず愛想は良くしているが

他人にどんな母親に見られようが

家族にだけ理解して貰えたら

それで良い。

 

通知表を親に見せられないと

家に帰りたくないと

顔面蒼白で

この世の終わりの様な事ばかり

呟いてる子も居たらしい。

 

取ってしまった成績が

覆る事なんて

余程の事がない限り

ありえない。

 

自覚している本人が

1番落ち込んでいる筈だ。

 

そこにわざわざ追い打ちをかけて

人格否定レベルに厳しく叱ったり

これから楽しい夏休みなのに

遊びや行動や部活まで制限したり

強制的に塾や夏期講習に入れたり

逃げ場の無い程に両親揃って

追い詰めたりするのは

逆効果だと思っている。

 

無理矢理何をやらせようが

本人が不安や恐怖に支配されて

親に嫌われたり

失望されたり

見捨てられたくない一心で

言いなりになった所で

精神的に病んでしまったり

やる気にならなければ

全く意味が無いのだ。

 

中学受験模試に比べたら

学校のテストや評定など

何も怖くない。

ランクが足りなくとも

内申関係無しで

面接や当日点勝負で

受験出来る高校も沢山ある。

 

少なくともポン助の学校は

テストでクラス落ちする事も無ければ

成績で座席が替わる事も無い。

志望校判定が絶望的で

親と面談に呼ばれる事も無く

精神的なストレスは少ないだろう。

 

何はともあれ

無事に1学期を終えて安心した。

 

本日から

ポン助が待ちに待った

ONLINE夏期講習が始まり

猛烈にやっている。

「動画いつもと違う先生だった。」

「そうなんだ。頑張って!」

「OK♪」

 

学校では夏休み中に2日ほど

希望者のみの学習会をやるらしく

張り切って申し込んでいた。

 

自宅ではいつも通りの時間に起床し

朝学習も頑張るらしい。

 

 

「これこれ〜!この本いつも本屋さんで

気になってたんだ〜。図書室に入ったから

借りて来た♪」

「おっ、良いね。終わったら見せて。」

「OK!」

 

 

意外と本好きなポン助は

ジャンル問わず色々と読んでいる。

幼い頃から自分で選ばせて

好きな本を読ませており

コンクール入賞を意識して

親が勝手に本を選んだりはせず

読書感想文の学年別の

指定図書には 

特にこだわったりはしない。

規定が無い限り

何を読んで感想文を書いても

良い作品ならば入賞するだろう。

本当に実力があれば

「ポン助読書感想文出さないよね。

入賞したいから出さないでね。」

と言わなくとも

人の心を掴む文章が書けるだろう。

 

夏休みの宿題は

読書感想文か意見文のどちらかで

まだ決めていないらしい。

 

寝る前にはお馴染み

パス単の暗記と

英語のテキストの

長文暗記を

楽しそうに行っていた。

 

 

さて私も

本日到着したテキスト類に

カバーでもかけながら

一杯やりますか〜♪

 

1学期お疲れ様

大変良く頑張りました!!