塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助。進学塾も高校も無い町で、夢に向かって邁進中。中受残念組だろうが検定に落ちようが「僕は挑戦を止めない。」それでいい。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

中3・個人懇談

今週は

久々に学校に行き

ポン助の担任の先生との

個人懇談だった。

 

まずは期末テストの感想から

 

「英検や少年の主張の原稿執筆などもあり

時間の調整が大変難しい状況下にありながら

全科目ほぼ網羅で、安定感がありました。

本当に素晴らしいです。」

 

との事。

それに対し私は

 

「全て時期が重なるのを承知の上で、自分で

“やる”と言ったからには、言い訳は出来ないし

完璧では無くともやり切ろうとしていた様に

思います。」

 

と話した。

 

自宅での学習の様子を聞かれて

「全て本人に任せております。頼まれた

コピー等は手伝いますが、テストまで

何をどれだけやっていたのかは不明です。」

と答えると驚いていた。

 

学習面以外でも

授業&生活態度

クラスや校内でのコミュニケーション能力

検定や様々な活動参加の積極性

全てにおいて全く申し分無いとの事。

 

引き続き

来たる高校受験について

受験候補の高校の報告

説明会参加済の学校や

これから参加予定の学校

夏休みの受験関連予定まで

あれこれと話した。

 

現在の内申点やランク

それを踏まえて

次の道コンの目標や

最終到達目標

高校進学後から大学受験までの

現時点での展望など

短時間ながら

有意義な懇談だった。

 

まずはシンプルに

目の前の高校受験に向けて

全力で上げて行く。

 

 

北海道は数年前に

学校別裁量問題が廃止され

公立高校の入試は

全道統一問題となった。

これは

偏差値が高い学校も

その逆の学校も

全て同じ入試問題での受験という事。

 

毎年高得点勝負になる

公立の進学校の入試では

1つでも苦手科目があったり

テストの度に

得点にムラのある不安定な科目があれば

それだけで致命的となる。

 

何故ならこの地域の

公立TOP数校を目指すのは

内申Aランクが大半となり

それは即ち

全教科において苦手など存在しない

オール5達成者達の

頂上決戦となるのだ。

 

そして

5科目はオール5でも

実技科目で少し苦手があったり

先生との折り合いが悪く

理不尽に低い評定をつけられたり

それが影響して

内申Aランクに届かなくなってしまったり

そんな子達は

内申不問で純粋な5科目勝負に賭ける。

当日点10:内申点

この枠を設けていて

当日点勝負が出来る進学校に流れる。

 

公立TOP数校志望者の併願先は

公立高校と日程が異なるので

ほぼ私立の進学校を選択する。

異なる入試日のA日程とB日程があり

併願校は1校か2校となる。

 

我が家の場合は

夏が終わるまでに

受験候補の学校に

全て足を運び終える。

 

そこから先はもう

やれる事を全てやるだけ。

 

これからの時期

『都会の進学校を目指す子達』と

自宅から通える範囲の

定員割れでほぼ全員合格となる

『近隣の高校に進む子達』との

受験に対する意識の違いから

クラス内の軋轢が大きくなるらしく

先生が心配していた。

そして

その両タイプの子達とも

良い雰囲気で付き合えるポン助に

潤滑剤の役割も期待しているとの事。

 

褒められ過ぎて

期待され過ぎて

恐縮極まり無く

大きな体を小さく丸めていた母だったが

まあ

ポン助の度量の範囲内で

自分が出来る事を

精一杯やったら良いだろう。

ポン助本人にも

そのまま伝えるつもりだ。

 

「うおー!でっか!超デカいクモ!!」

「やだ!中じゃないよね?」

「うん。窓の外だから大丈夫。あっ!

虻が巣にかかった!!」

 

夕方になり

窓の施錠をする時に

窓の外側に巨大なクモを見付けて

騒いでいたポン助。

ガラス越しにクモが獲物を捕らえる動きを

観察していた。

 

外から見れば

ポン助が窓を舐めそうな勢いで

張り付いている様に見えるので

自転車で通りかかった

近所のお爺さんが2度見していた。

 

夜には突如

暑さや気候変動の話から

46億年前の

地球について話し始め

現在の地球になるまでの話を

私は延々と聞かされていた。

 

そんなおかしなクセ強男子だが

最近

将来の夢を

必ず叶えると

強く心に誓った出来事があった。

 

ポン助の全ての原動力となり

幼い頃から微塵もブレない夢。

 

思春期の心を

強烈に揺さぶる出来事。

その体験や

嵐の様な感情のうねりを経て

結果的に

夢がさらに

強固なものとなった。

 

「絶対に叶える。見ていて下さい。」

 

輝く月夜に

真っ直ぐ天を見据えて

静かにつぶやいた。

 

『ポン助、GO!!』

 

あの雪山でいつも聞いていた

力強いスタートの合図が

真夏の夜空から

聴こえた気がしたんだ…