塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

道コン&学テ結果

副反応で発熱していたポン助。

まだあちこち痛いみたいだが

熱は下がったので学校に行った。


今日は第1回道コンの結果表が到着。

自己採点よりも低い結果に

ポン助は渋い顔をしていた。

唯一勝負出来ていたのは

数検の為に継続していた数学のみ。


今はまだ確定していないので

とりあえず書いた志望校判定は

北海道最難関レベルの

公立2校&私立2校で

かなり厳しい数字から

案外届きそうな数字まで様々だった。


高校からは

寮を要する学校や

都会なら学生向けの下宿等

近くで一人暮らしも可能なので

選択肢が増える。


将来の夢と

それを叶える為に目指す大学は

もう決まって居るので

そこに多くの合格者を出している

都会の高校を視野に入れている。

しかし

田舎の果てからの受験となると

全て学区外からになるので

相当な厳しい戦いに挑む事になる。

まあ

厳しい戦いは中学受験で経験済みなので

今更怯むポン助では無さそうだ。


「今の合格判定は厳しい方が良いよ。

これから何処まで上げて行けるか

また楽しみながらやれるしね。

第1志望校の志望者がすでに定員の2倍だ。

でもその中での僕の順位は定員内だから

可能性はあるね。地方から学区外受けるなら

何処に行くにももっと上げて行かなくちゃ。

高校受験は私立も何校か受けてみたい。

先輩が良い点数で私立の特待生になって、

学費免除で進学したって従姉が言ってた。」


道コンの結果表を見て

自分なりに分析したり

今回書いた志望校の他に

合格圏内の参考に出ていた

各高校の名前をチェックしていた。



中学1年になったばかりだが

ここまで真剣になるには理由がある。



町には高校が無いからだ。



学区内のバス通学圏内には

隣町に1校あり

地域の子供達はほぼそこに進学する。


少子化で定員割れしているので

皆合格するらしい。

私も主人も同じ高校出身だ。

昔は1学年10クラスもあり

進学クラスの普通科

就職クラスの商業科に分かれていた。

普通科に落ちても

商業科に合格出来たりした。

大学進学者も多く

主人もここから大学に進学した。

今は科も細分化されて増えたが

人数は激減している。


その隣町にすら

有名進学塾は1軒も無い。


そして地元の高校から

ポン助の行きたい大学に合格した生徒は

私と主人の記憶を辿る限り居ないのだ…。


「学テは頑張ったね。学年1位おめでとう。」

「ありがとう。でも今の僕の実力は、

道コンのデータが全てだと思ってる。簡単には

上は取れないし、ライバルがどれだけ居るのか

良くわかったよ。中受しなかった天才達が

動き出した事もね。」


そう言って

今日も机に向かうポン助。


中学最初の学力テストで

文句無しの学年1位に君臨しても

浮かれや奢りは一切無い。

中学受験不合格を

笑って見下し馬鹿にした元親友は

結果が出た後

ポン助と目も合わせなかったらしい(笑)



でも

こんな狭い町の1位じゃ通用しない。

この広い北海道にも

まだまだ凄い奴等が沢山居る。


そこにどれだけ迫れるか

どれだけやれば肩を並べられるか

これからしっかり見極めて行こう。


楽しみながら未来を見据えて

一歩ずつ積み重ねて行こう。

まだまだ余裕は無いが

勝負を仕掛けて行ける位置には付けた。


頑張れポン助。

助走を付けて

一気に駆け上がる準備を

しっかり進めて行こう。



テストお疲れ様でした。

良く頑張ったね。