塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中2息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾の無い田舎から1校のみの挑戦。桜は咲かず地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、馬鹿にする奴も居た。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける中学生男子の日常。

中2・冬休み最終日〜暴風雪〜

自宅周りの朝は

日差しも青空も出ていた。

しかし

今日も暴風雪警報発令。

 

早朝から除雪をしていた主人が

空を見上げて

出勤準備をしていた私に叫ぶ。

 

「あと15分くらいで浜から凄いの来るよー!

出るなら今しか無いかも。急いでー!!」

「了解!行って来まーす!!」

「帰る頃1番酷くなりそうだから、

ダメなら無理しないで実家で待機。

ポン助に道路の除雪状況確認して

風向きと雪雲のレーダー見てから

家に向かうんだよ!気を付けて!」

「OK!」

 

主人に促され

いつもより15分程度

早くに出発した。

 

軽快に雪道を駆け抜け

職場に到着した直後

市街地区は瞬く間にホワイトアウト

私の後に出勤して来た人達は

今季1の猛吹雪だと言っていた。

 

それからはずっと吹雪。

職場の向かいの建物も

全く見えない時間帯が

長く続いた。

 

昼過ぎに仕事を終えて

晴れ間を見ながら帰路に着くと

国道から自宅までの道が

走行不能状態。

埋まりかけてUターンも出来ず

かなりの距離をバックで国道まで戻った。

 

ポン助からも

「もう道が無いから無理しないで!

除雪車入ったらまたLINEするので、

おばあちゃんの家で待ってて!」

LINEが来ていた。

 

そして日が暮れるまで

自宅から車で5分の実家で待機。

しかし今日は

その5分の距離が

命懸けの道程となっている。

 

自宅前を除雪車が通過し

一車線だけ道が開いたと

ポン助からLINEが来たが

猛吹雪で

海岸線からのルートは不可。

自宅に通じる

町道の入口すら見えない。

 

風向きが変わったタイミングで

大きく迂回し

山側から入るルートに変更。

 

こちらの方が

視界が確保されていたが

やはりあちこち吹き溜まりで

何度か埋まりそうになりながら

自宅まで通じる町道の入口に向かった。

 

峠に通じる道なので

分岐点で警備員さんに止められた。

 

「峠越えるの厳しいぞ。」

「いや、うちこっちの奥の山だから

この道入りたいんです。」

「30分前に1車線だけ開いたけど、

もう5〜10センチ積もってる。

前から車来たら厳しいかも知れんわ。

ダメなら俺ここに居るからバックで

出て来るんだぞ!」

「わかりました。ありがとうございます!

大丈夫ならそのまま行きます!!」

 

そして

約1.5m〜2mの雪壁の間の道を

雪煙を上げて一気に駆け抜ける。

途中1台対向車が来たが

軽自動車だったので

ギリギリ交わせた。

吹雪いてはいるが

視界はあり走れる。

最後の1kmは急な登り坂なので

勢いを付けて駆け上った。

 

山の上の道路に出ると

狭い雪道の先に

自宅の明かりが見えて

必死に除雪するポン助が見えた。

 

「おかえりー!車の入口除雪したよ!」

「ありがと〜!やっと帰れた~。」

 

ようやく自宅に到着。

海側の道はもう

1mくらいの吹き溜まりがあり

走行不能状態だった。

深夜までに除雪車が来なければ

今夜も主人は帰宅出来ず

会社に泊まるだろう。

 

いつも吹雪の豪雪地帯に暮らす宿命だが

老後は除雪しなくても暮らせる

便利な町に住みたいと思っている(笑)

 

「さようなら冬休み〜」

「明日の準備したら寝るんだよー。」

「俺、始業式の挨拶と中体連の報告挨拶と

2回も壇上に上がるんだよな〜。」

「マジか!大丈夫?」

「もう全部暗記したよ〜ん♪」

「そっか。頑張ってね〜。」

「ラジャー!おやすみ〜」

 

あっと言う間に

冬休みが終わったが

やはりスキーをやっていると

毎年冬が

一瞬で過ぎ去る様に感じる。

 

天気が回復したら

また最高の雪で練習しようか。

 

いよいよ

ポン助の3学期が始まる。

 

さあ

明日の挨拶も

頑張って行きましょ〜!