「ただいま〜!」
「おかえり。プールどうだった?」
「今日めっちゃ暑かったから
気持ち良かったよ〜ん♪」
ポン助ご機嫌で帰宅。
期末テストの結果も出たらしく
いつもと同じ様な結果だった。
最上位層は変わらない顔ぶれとの事。
全科偏差値60超程度で揃えており
壊滅的に撃沈した科目も無く
心配していた実技科目も
昨年よりかなり上がった。
「ポン助音符読めないのに
音楽頑張ったね〜(笑)」
「楽譜読めなくても取れたぜ!先生に
褒められたもんね♪授業もみんな
恥ずかしがって大きな声で歌わないから
俺ともう一人女子の2人で
いつも全力で歌ってるんだ〜♪」
「あはは。それ音程外したら直ぐバレるやつ。
でもそれで良いよ。頑張れ〜」
音楽は昨年度ずっと評定5。
実力が無くとも頑張って点数を取り
授業を楽しんで元気に歌う。
満点常連のピアノ教室メンバーに
かなり迫る所まで上げて来た。
両手を使用すると
右脳と左脳が同時に刺激され
偏り無く脳が発達し
優秀な子供になりやすいと
妊娠中に偶然何かの本で読んだ記憶。
意識高い系の家庭は勿論
その様な情報は当然の如く
基礎知識として持っているらしく
子供の意思に関係無く
自分でやりたいと言う前に
強制的に習わせたりする。
確かにこんな田舎でも
それは当てはまるだろう。
上位層のメンバーは
ほぼピアノが弾ける。
庶民の我が家は
情報を得た所で
音楽を習わせる余裕も無く
当然楽器を購入する財力も無い(笑)
我が家の楽器は
学校の指定教材の鍵盤ハーモニカや
リコーダーだけしか持っていない。
そもそもポン助は両利きなので
最初からその必要性は感じなかった。
生まれた時から
左右同時に手を使い続けており
あえて意図的に能力開発せずとも
日常生活の中で
勝手に成長している。
左手でご飯を食べながら
右手で勉強が出来る。
そんなスタイルはこれからも
一生続くのだ。
習い事は辞めたら終わるが
ポン助は死ぬまで両利きなので
コスト0円の生涯能力開発だ(笑)
そもそも子供なんて
親の理想通りになる訳が無い。
本人の意思を尊重せずに
こうあるべき
そうあるべきと押さえ付けても
反発するか歪むかのどちらかだ。
テストが悪かろうが
検定に落ちようが
毎日楽しく過ごして
沢山の友達に囲まれて
笑顔を絶やさず成長してくれたら
それで良い。
人を傷付けたり虐めたりして
周りから嫌われるよりずっと良い。
悔しかったら努力するだろうし
合格したかったらしっかり対策する。
本気なら
誰かに言われなくても
子供は自ら頑張れる。
そして失敗しても
確実にそこから学び成長する。
例え笑われ傷付いても
本気なら立ち直れる。
何でも与えてあげられなくとも
心だけは満たし続けて行こうと思い
我が家はそうして来た。
「うちって凄く厳しいイメージみたいでさ
皆に『お祭り行けるの?』とか聞かれたんだ。
親はそんなに厳しく無いし
結構自由にやってるよって言うと
皆びっくりするんだよね〜。」
「中学受験とか先入観あるからね〜。
ま、好きな様に言わせておきな〜♪」
周りに何と言われようがどうでも良い。
ポン助本人が楽しく快適に
毎日元気に過ごしてくれるなら。
「英検の結果出てるみたい。」
「うおー、怖いけど見るか〜!」
「行くよ〜、せーの…」
「うおぉぉぉぉーやったぁぁー!!」
「やったね!おめでとう!
頑張ってたもんね。良かった♪」
英検も期末テストもあり
とても忙しかったが
無事に合格していた。
両立出来たので全て良し。
やはり学年上のレベルの英検に
かなりの時間を割いていたので
期末テストの勉強は
やってはいたが
いつもより時間が取れなかった様子。
それは点数にも少し表れていたが
とりあえず
平均点以下は無くてひと安心。
いやいや
あったら非常事態だ。
学校のテストで
撃沈している様では
次の道コンでは勝負にならない。
英検3級を持ってしても
果たしてどこまで通用するかだ。
「先生に報告だ!」
大喜びで
ONLINE塾の先生に
メールで合格の報告をしていたポン助。
学校の先生達には
明日報告するとの事。
良かったね。
大変良く頑張りました。
お祭りのお小遣い
ベースアップしなくちゃね〜♪