我が家はお盆やお正月など
帰省する必要が無い。
主人の実家は無く
隣町のお墓まで車で約２０分。
転勤族だった本家長男の叔父一家が
遠方からお墓参りに来る日に
時間を合わせて私達家族も墓地に行き
一緒にお参りをして少し話して
そこでまた別れる。
数年に１度くらいは
私達家族も叔父の家に遊びに行くが
日帰り圏内なので宿泊はしない。
今年も同じパターンで
お墓で皆さんにお会いしたが
変わらず元気そうだった。
私の実家までは車で５分の為
毎日帰省可能である。
従って
お墓参りは半日もかからずに
全て終了出来る。
日常生活の中で
買い物に行く様な感覚で
普通に済ませる事が出来るのだ。
お互いの実家に行く為
帰省旅行に何日も費やすと言った事も無く
受験生ポン助の学習予定には
何の支障も無い。
そして
私と主人の職場にも
お盆休みなど存在しないのだ。
働き蟻の様な庶民に暇は無く
お盆期間中も
普通に仕事である。
朝
私と主人が出勤した後は
１人でエアコンの効いた空間で
好きなだけ学習しているポン助。
特に昨日は
北海道も本州並の猛烈な暑さで
エアコンが神様の様に思えた。
夜には
月一のオンライン定期面談があり
検定や道コンの報告をしていた。
今日もまだお腹の調子が戻らず
薬を飲んで安静に過ごしていたポン助。
春夏とも不本意な状態で
道コンを終えた為
いつもの元気が無かった。
そんな様子を画面越しに察知してか
担当講師の励ましやアドバイスは
本当に有り難かった。
普段の学習状況や
毎回提出している
レベル別のテストの完成度
学校の各種テストの点数や評定
取得済の各種検定レベルなど
総合的に判断して
基礎が早々に仕上がっている状態なので
一般的な受験生よりかなり早く
停滞期に入る可能性があるとの事。
やるべき事は全てやっているが
点数に反映されずに
伸び悩む時期が一定期間あり
それを過ぎると一気に上がるとの事。
これが遅く受験直前期に来てしまう子は
かなり心配だが
ポン助は大丈夫だろうと言っていた。
体調不良は別として
もはやその状態なのかも知れない。
まあ
どんな状態に陥ろうが
力は確実に積み上げて来たので
焦らず腐らず気長に構えて
いつも通りやって行こうか。
テスト前に
皆がゲームで遊んでいても
繋いでいるだけでもいいからと
男女混合のグループ通話に誘われても
自分の勉強に不要だと思う事は
全て断り排除して
何があっても
ブレずにやって来た。
今はもう
ポン助の『オレ流』を
周りが理解しており
その道を邪魔する者は誰も居ない。
事ある毎に
ポン助を目の敵にして
あれこれ嫌味を言って来るアンチも
最近は静からしい。
まあ
そりゃそうだろう。
第一志望に落ちたポン助を
馬鹿にして見下して笑い者にして
『自分はこんな奴よりずっと優れている』
と言う自尊心と優越感を
満たし続けて来たのだから。
絶対に自分は
『笑われる側』には
なりたくはないはずだ。
１番褒められたい人に
１番認めて欲しい人に
どんなに頑張っても結果を出しても
その上に居る誰かと比べられては
あれこれとダメ出しされ
新聞や広報誌に掲載され称賛される様な
より完璧な結果を求められ
悲しみや劣等感や憎悪の感情で
いつしか歪んで行った。
人の性格は
簡単に変わる事など無いので
高校受験でもまた
不合格を経験した子に
同じ事を繰り返す可能性もあるだろう。
もしその相手がまたポン助ならば
『あの時以上』を覚悟せねばならない。
皆自分の事で忙しくなるので
余程の余裕と自信が無い限り
他人の進路をとやかく言ったり
構っている暇は無くなる。
閉鎖的な田舎故に
中学受験に挑戦したポン助の気持ちを
全員にわかって貰えるとは思わないが
今
自分が
『受験生』になってみて
初めて理解し気付く事もあるだろう。
何か思う事も出て来るだろう。
精神的に成長した今だからこそ
『見えて来る』景色もあるだろう。
その経験が
どれだけの物なのか。
もう
誰に何を言われても笑われても
いちいち揺らぐ様なポン助では無い。
好きな歌の歌詞にも
はっきりと書いてある。
自分を信じて
とことん突き進もう。
『いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃない』
by〜サザンカ〜 SEKAI NO OWARI〜
