塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

跳べた日

「ただいまー!開けてー!」

「あ〜ごめんごめん。鍵閉めてた。」

 

ポン助元気に帰宅。

私は早くに帰宅していたが

暴風雨だったので

玄関フードの振動で

玄関の引き戸が開かない様に

鍵を掛けていた。

 

ご機嫌でリビングに入ると

いつもの如く着替えながら

1日の出来事をあれこれ話していた。

 

「聞いて聞いて〜!

今日初めて跳び箱8段跳べたんだ!!」

「おおっ!遂に!やったね〜♪」

「お母さんは昔何段まで跳べた?」

「高校まで8段跳べてたよん♪」

「ゲっ!マジかー!怖くなかった?」

「全然。排球部なめんなよ(笑)」

 

今はもう

ジャンプすら危うい年齢だが(笑)

若い頃は

今のポン助よりも運動は出来ていた。

まあ

私の事などどうでも良い。

 

特にずば抜けた身体能力では無く

人並みの運動神経。

喘息やアレルギー持ちで

体も弱いポン助が

小学校の頃から憧れて来た

跳び箱8段を

ようやくクリア出来たので

本当に嬉しそうだった。

 

「皆が応援してくれたから

(俺は跳べる)って思えて来て

思い切って跳べたんだ〜♪」

「そっか。良かったね。」

 

明日までは雷雨やらあられやら

大荒れの天気みたいだ。

屋根や窓に

バチバチとあられが当たる音を

ポン助と聞いていた。

 

夜には恒例の

ONLINE担当講師との面談があり

次の塾模試や学力テスト

期末テストに向けて

講師と一緒に計画や対策を立てていた。

さらに上の講師からのアドバイス等も

沢山伝えて下さり

俄然ヤル気モードのポン助。

偏差値65超や満点2科目

470点超え等

難易度MAXのミッションを

沢山与えられたが

何だか嬉しそうだ。

全て1度にクリア出来なくとも

地道に1つ

そしてまた1つ

確実に攻略して行こう。

 

いかに凡ミスをせずに

完全に解き切れるか。

 

これがポン助の

全ての受験が終わるまでの

永遠のミッションとなるだろう。

 

解いて解いて解きまくり

叩いて叩いて叩き上げたら

いつか

凡人が天才を超える日が

訪れるかも知れない。

 

自分を信じて

全力で挑んで行けたら

いつか

『その先』へと跳んで行ける。

最高到達点で手を伸ばせば

きっと夢を掴み取れる。

 

だから何度転んでも

誰かに転ばされても

振り落とされても

傷だらけになっても

諦めずに挑み続けよう。

 

そんなのもう

ずっと前からやって来た。

 

笑われ見下され馬鹿にされても

一切ブレない夢と

どんなに捻じ曲げられても

折れないメンタル

支えてくれる周りへの感謝

そして溢れ出す謎の自信(笑)

それさえあれば

何にだってなれるさ。

 

頑張れポン助。

いよいよ中学生活後半だ。

全力で楽しみながら

まだまだ上げていこう♪