塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中2息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾の無い田舎から1校のみの挑戦。桜は咲かず地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、馬鹿にする奴も居た。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける中学生男子の日常。

反省とリセット

「ああぁぁぁーっ!やっちまった〜。」

「まー仕方無い。それが実力だ。」

「くっそーあと1問じゃね?」

「多分ね。春休みリベンジする?」

「春期講習あるからなー。でもやる。」

「了解。」

「学テも全然取れなかったし、最悪だ。」

「あはは。この忙しさで取れたら神だわ。

学年末に切り替えて行こーぜぃ♪」

「だね。」

 

英検準2級

あと2点足りずに不合格(笑)

 

やっぱり独学ではそろそろ限界か?

中学レベルの文法と高校レベルの文法が

混同している可能性があるので

春休みに強化する予定だ。

 

ダメだったが

ライティングで8割取れていたので

かなりの進化が見られた。

 

学力テストも

残念ながら満点は無く

最高点は98点。

しかし大暴落した科目もあり

平均すると8割を超えたくらい。

このハードスケジュールの冬に

それだけ取れたら充分だと思うが

学年順位も少し落としたらしく

本人はがっかりしていた。

 

そして

ポン助の「不合格」や「失敗」を

馬鹿にするのが大好きなアンチにも

久々に抜かれたらしく

少しの差でも

まるで大差で勝ったかの如く

以前勝った時と同じ様に

また他学年や部活など

全校町内あちこち自ら触れ回り

「ポン助より全てにおいて俺は上だ」と

周りに植え付けるべく

過去最大級のマウントで

見下して来るだろうと

ポン助も周りも予想していた。

 

逆に自分を高く見せたいその姿や言動を

陰で皆が苦笑している事も知らずに。

 

何か言われても相手にせず

リスペクトし合っている仲間達と

仲良く何度でも挑戦すれば良い。

 

他のテストで

追試や再テストになった子達が皆

わからない問題を教えてと

“ポン助よりとても優秀”なはずの彼では無く

彼をスルーして

ポン助に群がって来たらしく

1人ずつ丁寧に教えたと言っていた。

 

「だってアイツ馬鹿にするからムカつく。」

「こんなのもわかんないの?って

ため息つかれたんだよ。二度と聞かない。」

「一回でわかんなくて、もう一回聞いたら

キレた口調になってすっごい嫌な顔された。」

「そもそも嫌いだから聞きたくない。」

「ポン助の説明が1番わかりやすい♪

確実に出来る様になるもん。」

 

だそうだ。

 

英検だって

ポン助より上の級は

女子1人しか居ないのだから

彼女からのアドバイスなんかも

素直に貰えば良い。

 

現学年より遥か上のレベルを

1人で学んで居るので

時間がかかるのは当然だ。

 

焦る必要は無いので

苦手意識を持たずに

ONLINE授業や

各種アプリを駆使して

自信を持って気長にやって行こう。

 

今までだって

ずっとそうして来た。

 

運動神経も学力も人並み以下で

持病や体質のハンデも多く

完璧な天才型では無いポン助が

人並み以上の結果を出す為に

どれだけ頑張っているかなんて

他人は誰もわからないし

わからなくて良い。

そんなの別に誇示する必要なんて無い。

 

 

でも昔から周りは

目の前の結果だけしか見ない。

 

「ポン助君は何でも出来るから。」

「生まれつき頭良かったんでしょ?」

「1回の練習で出来ちゃうタイプでしょ?」

「ポン助みたいな子供産みたかったな〜」

「ポン助なんて反抗しないでしょ?」

「ポン助は完璧主義って感じ。」

 

全くそんな事ございません(笑)

 

人間認定された胎児のポン助は

最初から困難だらけだった。

私は若い頃から

子宮内膜症卵巣嚢腫

何度も繰り返しては

産婦人科のお世話になり

妊娠は厳しいと言われていた。

数回目の内膜症の治療が終わり

再発リスクの高まるタイムリミット直前で

奇跡的に妊娠。

 

しかし妊娠初期に出血し

医師にも胎児が流れて消えていたら

このまま子宮内部の掻爬になると

覚悟して下さいと言われた。

エコーで内部が映し出されると

羊水や血液のベッドが

ほぼ消滅した子宮の縁に

数ミリのポン助がピクピク動きながら

しがみ付く様にくっついて生きていた。

 

「居た!動いてる!赤ちゃん生きてます!

このまま緊急入院して下さい。妊娠継続の為

早急に24時間点滴開始します。」

 

あの時の医師の驚愕した声が

強烈に記憶に残っている。

 

その時の後遺症なのかは不明だが

ポン助の顔には口唇裂の跡があり

正中線が真ん中から少しズレている。

自分で何とかくっつけて

産まれて来てくれたのだろう。

よく見なければわからない程度だ。

脳の位置や大きさも左右でズレがあれば

何かしらの障害が出るかも知れないと

言われていた記憶がある。

手も足も両利きだし

ちょっとおかしなポン助だが

今の所は問題無いと信じている(笑)

特性としては

出来ない事は何度も反復して覚える。

人の倍以上やらないと覚えられない。

だから覚えたくて尋常じゃ無い程反復する。

小さな頃は親が全て付き合わされる。

生まれつきIQが高い訳では無い。

1回やっただけでは何も出来ない。

でも好奇心旺盛で何でもやりたい性格。

 

どこにでも居る普通の男子。

オモチャの箱に大量のわらじ虫を詰めて

笑顔でプレゼントされたり

クワガタやカブト虫の卵から数年間

成虫になるまで飼育したりした。

 

体は弱く

重い気管支喘息と食物アレルギーで

大量の薬を飲ませるのに悪戦苦闘。

自宅用超音波ネブライザー

自分で薬液を数種類混合して

暴れて嫌がるポン助を抱きかかえ

薬液が無くなるまで1日数回の吸入。

月に何度も都会の小児科に通院。

夜中にも何度も急患に駆け込んだ。

小学校に上がるまで

ご飯もおやつもほぼ手作り。

 

発作が起きるので皆の半分も出来ないが

サッカーとスキーが大好きでやって来た。

機嫌が悪くなると反抗もする。

高校も進学塾も無いこんな田舎で

凡人庶民の子のはずなのに

小学校に案内が来た都会の学校に

とても興味を持ち

行ってみたいと言った。

実際に足を運んでみると

行きたいから中学受験すると言い出し

ゼロから全て親が調べて

数年間オンラインで学び

都会の私立中高一貫男子校を受験。

しかし結果不合格。

町中の好奇の目に晒され

親友だと信じていた子にも

馬鹿にされ裏切られる。

 

完璧主義どころか

寝癖もタグ出しも前後逆も裏返しも

股間のファスナー全開もへっちゃら

笑って済ませるズボラ。

 

こんな子ですが本当に産みたいですか?と

ポン助の上辺だけ見て

羨ましがる人や妬む人に問いたい。

 

やはり隣の芝生は青く見えるのだろう。

 

私はポン助だけで精一杯なので

人様の子供や家庭環境を

妬んだり羨んだりして

気持ちが上がったり下がったり

よそ見している余裕は無い。

親がそんな不安定でピリピリしていると

子供も神経過敏になってしまう。

 

「よそはよそ、うちはうち。」

 

何だかんだと耳には入るが

我が家はブレずに

これからも変わらずやって行く。

 

巣立つ時まで

「主役」は子供なのだから。

親は全力で育てて支えて守る。

ただそれだけ。

 

あれもこれもと

ごちゃごちゃ悩む必要は無い。

 

やるべき事はいつも明確で

至ってシンプルだ。

 

 

「お母さーん!コピーお願いします!」

「はいよ〜。」

 

そう

失敗したらまた

前向いて修正して行けば良い。

落ち込みすぎたり絶望したり

下向いたりする必要なんか無い。

反省とリセットを繰り返しながら

その度に

レベルアップして行こう。

昨日の自分を

少しずつ超えて行こう。

そしてチャンスが来たら

一気に駆け上がろう。

 

誰にでもきっと

「その時」は来るのだから。

 

頑張れポン助。

また一緒に

大爆笑しながらやって行こう♪