ポン助の学校の体育祭が迫って来た。
しかし
昨年までの記録会的な種目は
全て排除されていて驚いた。
昨年まで行われていた
全学年全員参加の100m走や
代表選手による
200m 800m 1500mなどの
短距離&長距離の
俊足対決が無くなり
“ゆとり”時代を彷彿とさせる
全員参加可能な
借り人競争
タイフーン
ムカデ競争
長縄跳び 等の
団体種目が中心となっていた。
どちらかと言えば
少数派の足の速い子よりも
普通〜運動が苦手な子に
フォーカスしている様に感じた。
俊足軍団の最大の舞台となり
唯一の全力疾走勝負は
選抜選手リレーのみ。
足の速い子やその家族にとっては
見せ場が少なくなり
物足りなさを覚えるだろう。
その反面
毎年体育祭を仮病で休みたいと思える程
運動嫌いの子や
最下位でいつも拍手で激励されながら
ゴールを切る子の親などは
安心して楽しみながら
我が子を応援出来るだろう。
賛否両論あるだろうが
恵まれた身体能力で脚光を浴びる子よりも
運動が苦手な子も萎縮せず
自己肯定感を下げずに
全員で楽しむ方針に舵を切った様だ。
我が家も含め
一般的な保護者間では
会う人会う人その話題で持ち切りだ。
「何か物足りないよね〜」と言う意見が
圧倒的に多かったので
恐らく
相当影響力のある地位の方の
強力な意見が反映されたのだろう。
ポン助の身体能力や体力は低めだが
体格に救われているタイプで
どちらかと言えば平凡軍団だ。
100m徒競走だけでも
やって欲しかったと言う人が多かったが
全校アンケート等も何も無く
プログラムが配られてから
今年の体育祭の種目が明らかになり
全て決定してから公表された。
今更誰が何を言おうが
もう覆る事は無いだろう。
中学最後の体育祭は
好きな種目を幾つか選択して
出場するらしいので
それはそれで楽しみにしている。
部活の大会もあり
これから夏までは
勉強時間の確保が厳しい時期になる。
まあ
今までの冬程では無いが
行事や大会で丸一日潰れると
休日の10時間超の勉強時間が取れず
平日と同じ位しか確保出来ない。
しかし
休める訳でも無いので
上手く調整して
計画を立てているとの事。
web授業のコマ数を消化して
後は問題集の周回で演習を重ねる。
翌週からは1日1題を
確実に積み上げる計画もあり
英語の長文演習
数学の難問
これらを継続して行く。
問題集は数冊準備してあるが
英語は市販の長文問題集を使用。
長文問題集はページを割くので
1冊あたりの問題数が少ない。
理科や社会は周回するが
英語や国語の長文演習は
初見で解く練習なので
問題数が必要となる。
英検3級の長文問題の復習も
公立高校受験対策になるので
どんどん取り入れて行く予定だ。
数学は
ポン助お待ちかねの
“高校への数学”シリーズ”に入る。
中学受験の時にも
“中学への算数”シリーズで
とてもお世話になった。
特にこれらは
数学好きには有名なシリーズだ。
学校レベルから
一気に難易度がMAXに上がるので
数学が苦手な子は
安易に手を出さずに
基礎〜応用を徹底した方が良い。
上位の公立高校受験や
難関私立高校受験では威力を発揮し
それらの過去問や類題で構成されており
テスト問題後半や
最後の大問対策になるだろう。
毎月発行のテキストもあるが
テーマ別に構成されており
分野別の強化が出来るし
臨時増刊テキストも秀逸だ。
中でも“日日のレベルアップ演習”は
1日1題形式でやりやすい。
昨年の物も持っているので
1日2題出来る。
6月号だが
受験直前期まで毎日使える。
手応えのある難問揃いなので
しっかり取り組み
コツコツ継続して行く。
そして
部活引退後は過去問に入る。
その時に
公立高校入試問題が
簡単に感じるくらいまで
圧倒的な演習を重ねて行こう。
「忙しいから出来ない」と言うのは
とても簡単な事。
その中でも確実にやっているのが
上位層〜最上位層だろう。
そこに食らい付きたいポン助。
大会から帰宅後
荷物の片付け後に直ぐ机に向かい
単元テストと
小テストの勉強を猛烈にやっていた。
やらなければ上がらない。
演習量を上げれば成績は上がる。
演習量も勉強の質も上げれば更に上がる。
どこまでやるのかと聞かれたら
手応えを感じられるまで
結果が出るまで
夢に辿り着くまで
そう答えているらしい。
そして
その夢の先でも
常に学び続ける事は止めないだろう。
全て報われた「その先」で
最高の笑顔で過ごす日々を夢見て
ポン助は今日も
鼻歌で学び続ける。
青春や恋愛を謳歌する
沢山の仲間達を横目に
「好きな人?数学のテキストだよ♪」
なんて笑いを振り撒きながら
今の自分がやるべき事を
しっかりと見据えている。
「“好きな人誰?”って結構聞かれる。
“今は居ないよ”って言うと“嘘だぁ〜”とか
言われるの何でかな。正直そんな暇無い。
恋愛に興味が無い訳じゃない。でも
それは今じゃないし、焦る気も無い。
きっとずっと先に1番縁が強い人と
出会うべくして出会えると思うから
俺はそれで充分。縁が無ければ仕方無いし
自然の流れに任せようと思う。」
すでにリア充から逸脱して
縁が無いかも知れない未来まで
予想しているポン助。
勉強も部活も恋愛も受験も
全て完璧にこなす事なんて
不可能に近いから
今はそれで良い。
学生時代に恋愛にのめり込み過ぎて
望まない妊娠出産結婚離婚など
生活に追われて
夢を諦めた人達を沢山見て来た。
そして
それらを原因とする心の病や自傷行為
更には自らの命まで…
精神的に未熟な時期の大恋愛は
全て上手く行けば
大きな幸せと喜びをもたらすが
真逆の場合のリスクも大きい。
体は周りの大人より大きくとも
まだまだ幼いポン助には
勉強と何かを両立するだけの
器用さは持ち合わせていない。
そして本人も
それを自覚している。
「その時が来たら」
そんなスタイルをこれからも
貫いて行けばいい。
きっといつか
全ての夢を叶えた時に
ふと気が付くと
揺るぎ無い人生最強のパートナーが
側に居るから。
頑張れポン助
どんな未来も
応援するからね♪
Fight!