塾なし高校受験〜うちの田舎メソッド〜

2025年高校受験予定の中3息子、ポン助は中学受験残念組。進学塾も高校も無い町から1校のみの挑戦。しかしあと数問程度力及ばず、地元の公立中に進んだ。中学受験の内容も知らずに、事ある毎にネタにして馬鹿にする奴も居る。でも「楽しかった。僕は挑戦する事を止めない。」そう言い切った。常に仲間と明るく楽しく、全力で駆け抜ける田舎の中学生男子の日常。

中2・学力テスト2日前

「ただいま〜!」

「おかえり。雨凄いね。」

「今週天気悪いみたいだよ。」

「そうなんだ。」

「見て見て〜!社会の学テの過去問で

去年のやつ95点だった♪」

「良いね。でもまたしょーもないミス

やらかしてるんでしょ(笑)」

「バレたか。しかも〇〇に1点負けた(笑)

ま、塾や家で大量に過去問やってるって

言ってたからね。〇〇も親が貰って来た

過去問家でやって、あんまり取れなくて

落ち込んだらしいよ。今回ムズそうだな。

俺はそんな便利なアイテム手に入らないし

唯一学校で皆でやった過去問から

問題数や出題パターン把握して

完全に実力勝負で行くぜ!」

「それで良いんじゃない?」

「何が出るかわかんないのも楽しみだ♪」

「面白い問題沢山あると良いね。」

「よっしゃー!今日もやるか〜!」

 

気合い漲るポン助(笑)

相変わらず何だか楽しそうだ。

全統中が受けられなかったから

その分学テで頑張るらしい。

 

塾に歴代の過去問が保管されており

それをコピーしてやり放題の環境には

確かに憧れるが

それも全て月謝に含まれている。

昔色々と調べたが

中学受験塾もそんな感じだった。

情報をお金で買えるなら

それで良いと思う。

 

しかしポン助には

その環境は与えてあげられない。

過去問も対策講習も

親の指導や援助など何も無い。

あればそれに越した事は無いが

無くても別に不満も不自由も無い。

 

「初見の問題やるの楽しいから

俺はいつも通りで良いよ〜ん♪」

 

鼻歌を歌いながら

今日の分の学習を進めていた。

 

明日は本番前日なので

あまり勉強時間は取れないが

とりあえず学テは

現在の実力を確認するテストなので

気負わずに挑もうか。